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あなたのメンタル強化に役立つゴルフの格言~セントアンドリュース、ボビー・ジョーンズ、ジャック・バーク、ジャック・ニクラウス

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ゴルフを始めたばかりの方にとっての「格言」は、ナンなのか意味がよくわからないかもしれません。

でも少しずつ上達していって面白さが分かりかけてくると「な~るほどねぇ!」と感じるものです。

 

ちょっとオーバーな言い方を許していただけるなら、ゴルフには人間の喜怒哀楽が凝縮されています。

プレーヤーの性格や人生観までが随所に現れるのがゴルフ、ゴルフは向き合い方次第で人格向上の一助になることは間違いありません。

日常生活上でも人生を豊かにする格言がたくさんあり、皆さんもいくつかの座右の銘をお持ちでしょう。

きっとその格言は折に触れて役に立っているのではないでしょうか。

 

そんなわけでゴルフの格言、パート3にご案内しましょう。

多くのゴルファーが納得する箴言や金言から、ゴルフが趣味としてさらに豊かになるものをピックアップしました。

 

ゴルフの楽しみや奥行きを膨らませる格言

 

ゴルフの格言は上達する過程でのサポーターでもあります。

特に、プレッシャーがかかる場面では大きな助けになるでしょう。

とにかくスポーツというものは、練習も含めて学ぶこと自体決してあなたを裏切りませんからね。

 

ゴルフの格言は金言と同じ意味で、ゴルフの真髄、その時々の対処法などを覚えやすい形にまとめた短い文章です。

これらは間違いなく知って得する教訓であり戒めです。

過去に遺された名プレーヤーなどの箴言に触れ、感じたものを心に刻んでおくとイザ!というときに役に立つことでしょう。

ほかのスポーツと違い、ゴルフは知識だけではなくメンタル的なこと、心理状態や精神力までがショットに影響するという背景がありますからね。

 

セントアンドリュースに伝わるゴルフの格言

ゴルフの聖地、セントアンドリュースゴルフリンクスにはこんな言葉があります。

『自分がゴルフを楽しみたかったら、まず相手を楽しませてあげなさい』

 

このゴルフの故郷といわれるリンクスは、およそ1754年頃からゴルフが始まったという記録はありますが、設計者はいません。

だから「神が創ったコース」などと例えられています。

 

その当時に書かれた設立憲章にこの言葉の記載があります。

ゴルフはその当時から、「競う」より「楽しむ」という趣旨があったことが理解できます。

ゴルフはミスして悔しい気持ちにもなりますが、その最大の「楽しく真剣に」というバックボーンを守ることが大切です。

同伴者に思いやりを持つことこそ、自分も楽しさを共有できるというゴルフの基本的名言です。

この言葉、ゴルフと書きましたがよく考えてみると日常生活でも同じことで、人生にも通じる教訓ですね。

 

ジャック・ニクラウスが遺したゴルフの格言

この格言は初心者の方にスッと受け入れられる言葉(というより基礎知識)で、ある意味誰であろうと必ずマスターすべきポイントが含みにあります。

 

『ほとんどのゴルファーは”(力感あふれる)大きなバックスイングでないと力を生まない”という勘違いをしている』

 

まさにその力の使い方ひとつでボールの飛びが変わる…といわんばかりですね。

グリップが強すぎたり、パワフルにクラブを振り回すことが必ずしも飛距離に直結しないこと、ゴルフは方向性とマネージメントの集積がスコアですよと基本を語ってくれています。

 

歯を食いしばって精一杯の力で打っても良いゴルフにはなりません。

そう考えるとゴルフは柔道に近いものだという気がします。

「柔よく剛を制す」のとおり、大男を小柄な方が投げ飛ばすのは力ではなく”ワザ”なんですね。

ゴルフも全く同じだと気づかされました。

 

ボビー・ジョーンズが遺したゴルフの格言~①

 

『ゴルフは左右の耳と耳の間、わずか5インチのコースでプレーされるゲームである』

 

5インチは約13cmです。

耳と耳の間には「脳」があります。

ゴルフはアタマで戦うゲームで経験が大きな意味を持つこと、同時にメンタル面が非常に重要な役を担っているものだということを表現しています。

つけ加えるなら性格や人格、はたまた人生観までがスコアの素になります。

 

実際のコースではパワーがなくて飛距離は望めない方が、クレバーなコースマネージメントでやすやすとパーをとることなど珍しくも何ともありません。

たった1mのパットも、そのことに対する基本的な知識があり、メンタルがしっかりしていれば外す確率も少なくなるということです。

 

ボビー・ジョーンズが遺したゴルフの格言~②

もう一つ、ボビージョーンズはこういいました。

『ゴルフはスコアがすべてではない。ゲームの魅力はむしろスコアに収まりきらない部分にある』

 

まったくおっしゃる通り、ゴルフはそんなミステリアスなところを秘めています。

同伴者4名がすべてパーの「4」でホールアウトしても、その内容は様々でしょう。

バーディ逃しもあれば寄せワンやチップインだってあるかもしれませんからね。

どんなルートをとったのか、ゴルフの内容はどうだったかは記録に残らず、それぞれの記憶に残るだけです。

同じホールを100回プレーしても、同じパーの「4」は二度とないかもしれません。

 

※ボビー・ジョーンズは現代において「球聖」と呼ばれ、多くのファンからリスペクトされています。

父親が優れたゴルファーでした。記録を見ただけでも実績と功績があります。

ボビーはアマのまま引退し、弁護士活動のかたわら作った「オーガスタナショナルGC」では、毎年4月の第2週にマスターズ・トーナメントを開催しています。

正直で自分に厳しいボビーのエピソードは山ほどあります。

ゴルフはスコア以上に、興味深いプロセスがあるものだと語っています。

 

ジャック・バークが遺したゴルフの格言

『ゴルフはカップにボールを入れるだけのゲームである。あなたのバッグに入っている14本のクラブの中で、ボールをカップに入れるのはパターだけなのに、なぜパターの練習はおろそかにするのか?』

 

多くの初心者ゴルファーが、言われると納得するジャック・バークの言葉です。

納得はしてもパッティングの練習はあまりやっていないようです。

ひとつには生芝の練習グリーンが都市部には少ないせいもあるからでしょうか。

 

自宅でもできるパッティング練習はたくさんあります。

ゴルフの上達を目指すのならば避けては通れない道でしょう。

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※ジャック・バークは1923年生まれのアメリカ人です。

プロだった父に教わり19歳でプロ入りしました。

マスターズも全米プロも奪取しましたが、ゴルフの指導者として名を残しました。

日本が好きで何度も訪れました。

 

ゴルフの格言~パート3のまとめ

 

ゴルフとは本当に不思議なスポーツです。

昨日良かったのに同じコースで今日はズタズタに打ちのめされてしまうなど日常茶飯事です。

 

特にプレーを左右することに”メンタル”があります。

それだけにゴルフの知識を蓄積することや現場での経験は重要です。

 

知識があれば広範囲な「考え方」ができます。

ジョーダン・スピースが2017年に全英オープンでクラレット・ジャグを手にしましたが、まさにルールの知識と何度も経験したアンプレアブルの最適な対処ができたおかげだといっていいでしょう。

今回のように、実績のあるアマチュアや数多くの功績を残したレジェンドの言葉を記憶しておけば、ラウンド中のケースバイケースでの対応能力が変わってきます。

そんな微妙なことがすべてのプレーに影響を及ぼしています。

 

あなたも価値ある格言を心にしまい、強いメンタルとレベルの高いマネージメントでどんどん上達してください。

その意味でも格言・金言は大切です。

 

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