コースマネージメント

風が強い日のゴルフの対策と影響について/アゲインストとフォローではどれくらい飛距離が変わるのか

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ゴルフは自然の中で行われるので、風や雨が当然のつきものになります。

ゴルフをプレーする日が決まったら、その日の天候はすべて出たとこ勝負です。

どんな天候であろうとも、最善のスコアを出すためのポイントは準備と対応能力に尽きます。

 

雨の日はレインウェアやグローブを多く持つことなどが大事な準備ですが、風の準備とは「風に対応した知識」となります。

風の対処法がわからないとスコアも風まかせ、大叩きのオンパレードにもなりかねません。

「風の日の上手な打ち方」を知っている人と知らない人では、ハーフで5打~6打はすぐに違ってきます。

 

今回は100切りを実現するためには、どうしても知らねばならない「風対策」をご紹介します。

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風の強い日に良いスコアを出すコツ

 

風は気圧の差を解消しようとして高い方から低い方に流れます。

目に見えにくい風はゴルファーにとって非常に 厄介な存在です。

 

単に「風」といっても一定の速さで吹き続けることは少なく、急に強くなったり弱くなったりと、方向もクルクル変化します。

ある時はグリーン上を転がるボールまで影響する突風となったり、パー3で谷底から吹き上げたりするとボールは風に翻弄されます。

 

風も雨も、その程度によりますが多くのゴルファーは少々の雨より風でスコアを崩します。

しかしゴルフはアドレスをとるときに、ショットに影響している風の情報を素早く読み取り、きちんと対処して味方につけることもできます。

これから解説する状況別の対処法を学んで、風の日に強いゴルファーになってください。

 

「風が目に見える」コツ

 

一般的に風は見えませんが、ヒントになることがたくさんあります。

 

初心者のうちはそのような余裕がないので、夢中でボールを打ってしまった後で後悔したりします。

そんな単純なミスを少なくするためにいくつかある、風からのメッセージを知識として持つことが大事です。

 

①周囲の木々の様子を観察する

ティーグラウンドの周囲が木に囲まれていると、体で感じないからといって油断してはいけません。

林間コースの林を越えた上空では、かなり強く吹いていることがごく普通にあります。

木の梢が左右に1m近く揺れているときは風速が5m/s以上と考えられます。

 

またティーグラウンド周りの木の葉裏が風でめくれているような強さになると、上空では7~10m/sは間違いなく吹き抜けています。

 

②ピンフラッグをよく観察する

フラッグの動きが微風なら、方向だけ注意すれば大丈夫です。

 

ただし、ティーグラウンドで感じる方向と異なるときは、風が巻いている証拠です。

巻く原因の多くは大きな遮蔽物があるか、風と風がぶつかる自然的なものです。

 

風読みをするときはホール全体の高低差と、自分の周囲よりグリーンに近い場所を主体に考えます。

なぜなら、ボールの初速が生きているうちより、落ち際の勢いがなくなってきてからのほうがはるかに影響を受けやすいからです。

風に対する基礎知識ですからこのことは忘れないでください。

 

③池の表面に立つ波を見る

年間を通じて「無風」というのはないと考えて大丈夫です。

風の強い日に、1分間に吹いた瞬間毎の風の変動幅を「瞬間風速」と表し、10分間の風速の平均が「平均風速」となります。

一般的にいわれる瞬間風速は平均風速の1.5~3倍くらいになります。

 

日本の平均的な年間平均風速は約3m/sです。

目前に池があると、風速と吹く方向がよくわかるので見過ごしてはいけません。

3m/s以下なら凪、5m/s程度ならさざ波です。

 

中波が立つ日は年間通じて30日あるといわれ、風速が10m/s前後と判断できます。

 

風に対応して方向性を確保するための基本

微風であろうと強風が吹こうと、風の状態は小刻みに変化するため、ショット毎に注意深く観察しなければなりません。

その時の風に対して上手に対応しないとスコアを崩す原因になります。

 

まず、風の向きは基本的に向かい風、追い風、横風になりますが、自分を時計の中心にして、針の方向で3時とか11時などというイメージを持った方が、アドレスした時のメンタル的な計算を単純化することができます。

 

打ち出すボールの高低差はこの後のドライバーショットなどで解説しますが、基本的にはふたつの考え方があります。

①風と喧嘩させる
②風と友達になる

持ち球がフェード系、あるいはドロー系という球筋と、先ほど述べた風速の度合いと風向きによって①か②を選択します。

 

大事なことはその打ち出し角をきちんと決めて、セットアップできたかどうかです。

徹底して持ち球に忠実になることが重要で、曖昧なアドレスで打ち出すとミスになることをシッカリ胸に刻んでスイングすることが大事です。

 

ワンポイント・アドバイスですが、風の強い日はむしろストレートボールに頼らないほうが結果が望めます。

風を利用してナチュラルに方向性を求めるほうがベターです。

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風に対応して距離を確保するための基本

次に距離(タテカン)です。

正しい距離を打つためのポイントは、打ち方そのものよりクラブ選択です。

上級者のなかには前述のように風の強さを鋭くすばやく観察し、一般的な表現として「2クラブのアゲインスト」とか「1クラブフォロー」という言い方を使う方が大勢います。

すべての基準は無風の時の使用クラブになります。

 

このような考え方で使用クラブをチョイスしたとき、多くの初心者は力んでミスします。

クラブを変えたことでそれなりの結果を出さねばという思いが強くなり、情報がメンタル的なマイナスになる典型的な現象となります。

 

クラブを決めた以上は、あとはまさに「風まかせ」くらいの心境で、何も意図せずに振り抜くことに集中すればそれなりの結果が出ます。

 

ドライバーショットでの風の影響力は?

あるクラブメーカーが、風がボールの飛距離にどのくらいの影響を及ぼすかのデータを公表しています。

データを拾ったのはまっすぐなアゲインストとフォローによるもので、横風ゼロのときの計測です。

 

それによる一例では、230ヤードの飛距離は5m/sのアゲインストで-14ヤード、同様にフォローでは+10ヤードでした。

この数値はドライバーのスペック、ボールの打ち出し角やスピン量で大きく変化します。

 

一概に言えませんがこの数値を見た限り、フォローよりアゲインストのほうが影響が強いことが分かります。

これはおそらくドライバー以外のクラブでもその割合は適用できそうです。

 

アゲインストの影響力の70%近い距離が、フォローでの計算と考えていいでしょう。

 

強いアゲインストでボールを打つときの注意と対策

アゲインストが強いとプロでも難しいショットを要求されます。

どのように打っても距離のロスは出ます。

その中で少しでもイメージに近いボールを打つ方法はいくつかあります。

 

①低いボールを打つこと

弾道が低い方が風の影響を受けにくくなり、落ちてからのランが稼げます。

まずティーは低めにセットします。

クラブフェースの上に当たらないようにしますが、低くしたことをスイングで意識しすぎるとダフったりします。

通常のスイングでいいのですが、できるだけアッパーブローにしないシャローな振り方をします。

 

②スピン量を上げない打ち方

アゲインストでスライスを打つとまったく飛ばないのは、カット打ちになるためバックスピンもサイドスピンもかかりすぎてしまうからです。

ティーを低くしたならヘッドスピードを落とす感覚で大丈夫です。

もし可能なら、アゲインストにはドロー系のボールで対応していくことが望ましいです。

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③高度なノックダウン(パンチショット)的な打ち方

多少の練習と経験が必要なので、常日頃から打ちっぱなしでやってみることをおススメします。

グリップ位置はハンドファーストに、ボール位置は飛球線から見てやや後方(右打ちの場合)に置きます。

ほんのボール半分くらいハンドファーストに構えることで、ロフトが立ちます。

ロフトを立てたままダウンブローに降ろしたら、そのまま振り切らないでフィニッシュしなくても、弾道を低く抑えることである程度の距離を稼ぐことができます。

 

風の強いときの打ち方のまとめ

ここまでお読みいただくと見えにくい「風」も、強さや方向などを正確に把握することがいかに大事かがお分かりかと思います。

その情報収集から判断に誤りが少ないほどメンタルに安心感を与え、正確なショットに繋がります。

 

その上で風の影響を受けにくいボールを打つこと、風と喧嘩させるばかりではなく「風と仲良くして利用すること」ができるようになります。

 

アプローチなどではかえってアゲインストは好都合になることも多く、またランニング・アプローチを活用することで風の影響を受けないようにするテクニックもあります。

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追い風ならボールを右に置き、ティアップを高くすることでスピン量が増えてさらに飛びます。

 

風と上手に戯れながら、ゴルフをエンジョイしてください。



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