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ゴルフのグリーン上でのマナー「やってはいけない10の約束事」

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グリーン上で守らねばならないマナー

 

ゴルフコースでパッティンググリーンはとても大事な場所です。

シューズのまま歩くのでホテルのカーペットと同等に考えていいのですが、芝生は生き物で床材と違い傷つきやすくできています。

 

すべてのゴルファーは荒れたグリーンではやりたくないと考えていますし、できれば綺麗なグリーンでプレーしたいものです。

パッティングはゴルフスコアの約40%を占めるわけで、なおさらメンテナンスの行き届いたグリーンで、かつ誰にも邪魔されず慎重にパターに集中したいと考えます。

 

公式ルールブックの最初に登場するのはルールではなくマナーです。

ゴルフは、ただスコアを競い合うというスポーツではないということは「紳士のスポーツ」と呼ばれている時点でなんとなく気付きますが、そこには「同伴プレーヤー」などへの配慮もふんだんに含まれています。

その点からも、ゴルフは「ライバルは自然と自分自身」ということが分かります。

 

同伴プレーヤーや前後の組、当日だけでなく翌日以降のプレーヤーにも配慮したマナーを覚えておくことが、ゴルフを健全に楽しむコツでもあります。

今回は例題を用いながら、「グリーン上でやってはいけないマナー」を確認していきましょう。

 

グリーン上で守るべき10のマナー

グリーン上で知っておきたい4つのお約束

 

パッティンググリーンはある意味スコアを決する場所でもあります。

やはりパット数は全体のスコアに影響します。

なのでグリーンが荒れていると、自分の実力ではないところでスコアを落としてガッカリしますね。

 

これは自分だけでなく「他のプレーヤーも思うこと」です。

今回は、初心者の方がどうしても知っておかなければならない10のお約束をピックアップしてみましたので、ぜひ実践の参考にしてください。

 

1.他のプレーヤーの邪魔をしない

パッティンググリーン上では、プレーヤーは他のプレーヤーのパットの線上に立ったりしてはいけません。

また、他のプレーヤーがストロークをしているときに、そのプレーヤーのパットの線上に影を落としたりしてはいけません。

 

集中しているときに何か視界に入ってくると、気になってしまいますよね。

そうならないよう他プレーヤーがパッティングをし始める前に視界に入らないところへ移動しましょう。

 

2.自分がプレー終了しても待っている

同じ組のプレーヤー全員がホールアウトするまでは、すべての同伴者がパッティンググリーン上かその周辺で待っているべきです。

まだゴルフを始めて間もないときは、だれでも心理的余裕はありませんからある程度仕方がないことですが、自分のパットに集中するあまり、これらのマナーに対して心を配ることができていないことがあります。

注意しましょう。

 

3.飛んだり跳ねたりしない

パッティングには歓喜も落胆もつきものです。

ですが思わず興奮して飛び上がったり寝転んだりはマズい行為です。

芝を傷つけてしまうので止めましょう。

テレビのゴルフバラエティでよく見かけますが、あれは視聴率のためのアクションですからマネしないようにしましょう。

 

4.ボールマークは必ず直す

ボールマークは、外からオンさせた時にできるボールの落下痕です。

これはほかのプレーヤーさんに迷惑になるだけではなく、そのまま放置すると部分的に芝が枯れてしまいます。

ポケットには必ずグリーンフォークを入れておきましょう。

グリーンフォークはゴルフコースのバッグ置き場に必ず備えてあり、誰でも無料で自由に持ち出せます。

 

5.グリーンオンしたら必ずマークする

ボールがグリーンに乗ったら他人のラインに関係なくても必ずマークします。

要求されてから行うのは非常識です。

またマークの移動も、相手からリクエストがあったら行わなければいけません。

 

6.他プレーヤーのマークを確認しておく

自分のボールがオンして、ほかの方のボール位置が確認できない時は「○○さんのマークはどこですか?」と訊くことが大事です。

確認していないと、気づかぬうちに同伴者のパッティングライン(カップまでの転がりを想定した線)を踏んでしまう行為につながってしまいます。

 

7.ラインを跨ぐことはしない

自分では跨いだつもりでもかなりの確率でラインを踏んでいます。

相手のボールマークのピンから見て後方を遠回りするのがジョーシキです。

 

なお、カップの30cm以内は非常にデリケートな場所です。

そこは特に踏まないよう注意して、できるだけカップから離れて腕を伸ばしボールをカップから拾い上げます。

 

8.抜いた旗竿はグリーンの外に静かに置く

風でパタパタとはためきの音が出ないようにする心配りと、後ろの組への配慮です。

旗(フラッグ部分)が上を向いていると、後続組が前の組は終わってグリーンが空いたかな?という勘違いを起こし、打ち上げホールなどでは打ち込まれる危険があります。

 

9.旗竿を抜く人・挿す人

全員がオンさせたら最初に乗せた方、あるいはボールが一番ピンに近くてパッティングが最後になりそうな方が旗竿を抜く役目です。

一番最初にホールアウトした人が旗竿を持ち、全員がホールアウトしたらカップに挿しますが、持っている間は竿を逆さまに持ちましょう。

前項の配慮と同じ意味からです。

 

10.グリーン周りにクラブの置き忘れがないか確認する

これも最初にホールアウトした人が確認しておきましょう。

近くにクラブがあれば、最後のプレーヤーがホールアウトした瞬間にクラブを拾い上げ、手渡しをしてあげます。

 

グリーンで守られるべきマナーのまとめ

グリーンで守られるべきマナーのまとめ

 

最後にもうふたつ付け加えておきます。

他プレーヤーが自分と同じようなラインで先に打つとき、後方線上でボールの転がりを見ようとしている人がいますが、人の視野角は200度あると言われています。

もちろん後方にいれば、そのプレーヤーの視界に入ります。

もし視野の中ならそのパットの距離の2~3倍離れた位置で、かつパットの延長線ではないところに立ちじっとしていましょう。

 

もうひとつはスロープレーです。

自分の打順が来るまでじっと見ているばかりで、その間に自分のライン読みをしない方がいます。

これも周囲の誰かが教えてあげないと気付かないかもしれません。

よくあるスロープレーはこちらにまとめていますので、ぜひ読んでみてください。

スロープレーについて
「スロープレー禁止」は初心者ゴルファーが一番最初に覚えておくマナー!なぜダメなのかを解説

「スロープレー禁止」はゴルフ初心者が一番最初に覚えておく大事なマナーです。
今回はスロープレーにつながるよくある事例をピックアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

グリーン上でのマナーに限らず、相手に迷惑をかけないことがゴルフを楽しむ秘訣です!

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