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ゴルフ初心者ルール教室~スルーザグリーン編~20のケースから学ぶ正しい知識-後編-

更新日:

スルーザグリーンのゴルフルールその2

 

ゴルフは『障害物レース』です。

16世紀の終わりころ、イギリスの田舎では村々から選ばれた代表同士が、隣の村の教会まで障害を乗り越えるレースが毎年盛大に行われていました。

ゴルフも自然が作ったリンクスに、砂の穴や池などの障害を配するという点でゲーム同士がミックスされています。
ボールの止まった場所次第でいろんな障害が待ち受けているという醍醐味と楽しさがあります。

 

しかし楽しむには基本的なルールの学習が必要です。

基礎を心得れば、似たようなケースで自分が裁定することに対し自信がつきます。
今回はスルーザグリーンのゴルフルール後編です。前編はこちらから。

スルーザグリーンのゴルフルールその1
ゴルフ初心者ルール教室~スルーザグリーン編~20のケースから学ぶ正しい知識-前編-

  ゴルフコースは広々とした自然の中にあります。 林があり池もあればバンカーもあります。 野球のホームランは100mくらいでしょうか、そこで200m以上のボールを飛ばしていくのですから、飛んだ先々には ...

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※ルールは時々改正されるので、その都度ご確認ください。

 

スルーザグリーンのルール教室~20件の事件簿(後編)

 

世界中に同じコースはふたつとありません。
同じコースでも、ラウンドするたびに常に新しい場所からのショットとなります。

そのとき必ずやってくるのが「トラブル」
トラブルを回避するにははショットの技術だけではなく”ルールの救済”という助け舟を有効活用すべきです。

スルーザグリーンには無限のケースがありますが、今回は初心者が出会いそうな場面をピックアップした後編です。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その11

事件=同伴者に同じメーカー同じロゴのボールを使うふたりがいました。

お互いに第2打を打ち終えてアプローチも終わり、グリーンに乗ったところでハッと気づいたのが「誤球」でした。
調べるともう一方の同伴者も全く気づかなかったようです。

回答=双方に2打罰です。

 

このケースはあとから打ったからといって罰を逃れることはできません。

処置としては二人とも間違った地点に戻り、正しいボールに戻してプレー・アゲインとなります。
間違った地点が正確にわかればプレース、確認できない時はできるだけ近くにドロップします。
そして、誤球後の打数はノーカウントとなります。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その12

事件=ドライバーショットは大きく曲がり、OBラインに向かって飛びました。
まぁOBまではいかないだろうと考えたのでそのまま現場に行きました。

ところがボールは見つからず、仕方ないので「1ぺナだね」ということにしようと近くにドロップしてプレーを続行しました。

回答=競技失格。

 

アマチュアのゴルフでは比較的多く見かける光景です。
このケースは「誤所からのプレー」という重大な違反になります。

途中で戻って規定どおりの「やり直し」を行わない限り、正規のルールでは競技失格となります。

現地での正しい考え方は、初球が「紛失球」となります。
即座に1罰打のうえで前打(ティーショット)に戻り、第3打目を打つ必要がありました。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その13

事件=セカンドショットを打ったところグリーンを大オーバー!
すでに先行していた乗用カート(共用)は安全のためにOBゾーンに置いたのですが、なんとそのカートにガツンと直撃!
当たったボールはラッキーなことにグリーンのエッジまで戻ってきました。

回答=1打の罰です。

 

まず、その時点でボールはセーフです。

カートでなくともOB内の樹木でも動かせない障害物であろうとも、ボールが戻ってセーフに止まれば全部セーフです。
しかし共用カート(プレーヤーの携行品でしかも動いていない)に当たった罰が1打となります。

キャディさんもカートも同じことで、OBゾーンであろうと(行動中は無罰)当たったり人が手で触れた瞬間に同様のペナルティがあります。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その14

事件=OBになりそうなボールだったので「暫定球宣言」をしたのちに打ち直しました。

現場に行ってみるとなんとその二つのボールが近くに並んでいました。
一方はOBで別なボールはセーフでしたが、どっちが暫定球かわかりません?

回答=セーフのボールが暫定球になり次は4打目。

 

ボールの判別がつかないことはよくあります。
暫定球を打つときは目印を書いたり、番号の違いを宣言するべきです。

しかし、見分けがつかず一方がOB(または見つからない)の時はセーフの球が正球になります。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その15

事件=セカンドショットでグリーンを外れ、次はアプローチになりました。

ところが後から打った同伴者のボールも同じ所へ行きます。
その場所に行ってみたらふたつのボールは同じメーカー、同じ色、同じロゴで同じ番号!

傷や目印がないのでお互いが判別できなくなりました。

回答=双方ともにロストボール(紛失球)扱いの2打罰で打ち直し!

 

同伴者同士が全く同じボールを使うとややこしいことになります。

初心者の方の多くはこのルールをあまり理解していないようです。
同伴者のボールと同じメーカーなら、色を変えるとか自分だけの目印を書いておく工夫が大切です。

 




 

スルーザグリーン事件簿 その16

事件=急な斜面にボールが飛んで行きました。
その場所はラフが深く、シューズで草をかき分けていると突然ボールが飛び出しました。
足に触ったのではなく、草がそのものがかき出した様子でした。

ボールはコロコロとOBに入ってしまいましたが、もともとセーフだったのでOBゾーンに置いたままでショットしました。

回答=2打罰~3打罰、打ち直さないと競技失格。

 

正しい処置は1打罰(インプレーの球を動かした責任)プラスOBに落ちたための2打罰が加わって3打罰になり、元の位置にリプレースするべきでした。

さらに、OBのボールを打ってしまったままホールアウトしたら競技失格です。
打ってしまった後に正しい処置をしても、誤球の2打罰は消えず、5打罰になります。

誤球は腑に落ちないかもしれませんね。
このケースはOBゾーンから自分のボールを打ってしまったわけですから、すでにボールデッド(インプレーではない)の球を打ったため「誤球扱い」になります。
よく似ているのは「誤所からのプレー」ですが、これはインプレー中でないと適用されません。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その17

事件=細い背の低い樹々が密集している場所にボールはありました。

素振りを2~3度繰り返していると「バキッ」と音がしたので見ると、ヘッドが当たって小枝が折れてしまったようです。

回答=2打罰です。

 

このケースはややこしいのでよくお読みください。
クラブを振ることをストロークと呼びますが、これはトップからクラブを前に振ることをいうので、バックスイングはストロークに入らないということです。

①ストローク中に枝を折っても無罰。
②ストロークのため連動したバックスイングで枝を折っても無罰。
③バックスイングで枝を折って、いったんストロークをやめてしまうと2打罰です。

このようにケースごとに「ライの改善」は処置が異なります。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その18

事件=ドライバーを打った瞬間、キャディさんの「ファ~~~!」の声。
ボールは大スライスで隣のコースへ行きました。
そこには後続の組がいて、当たることはなかったようですがいってみるとボールが目撃した場所にありません??

回答=様々な処置があります。

 

①コースメンテの作業中の方が「あの組の人が拾っていったよ」と証言したら、そのボールを確認して拾った方にその場所(できるだけ近く)を指し示してもらうと無罰でドロップできます。

②誰も証言がなく確認ができないと、たとえフェアウェイの真ん中でもロストボールになり、2打罰の上戻って打ち直しになります。

③珍しい例ですが、九州の雲仙でラウンドした時でした。
自分も同伴競技者も「カラスがくわえて持って行ってしまった!」ことを目撃しました。
このように犬やタヌキとかカモなどの動物が持ち去ったのが確認できると、その周辺に無罰でドロップできます。

④大雨の後など地盤が緩んだり水たまり(カジュアルウオーター)だらけの中で、明らかに落下の勢いで地面に埋め込まれたと思しき時は③と同様で、泥を拭き、落ちたと思われる周辺にノーペナルティでドロップできます。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その19

事件=ボールは排水溝の鉄製の蓋の近くにありました。

普通にスタンスすると、足が排水口の鉄製の蓋に乗ってしまうので動かせるのは知っていましたが、あまりにライが良かったのでそのまま打ってしまいました。

回答=無罰。

 

大きな鉄製の蓋やスプリンクラー、カート道、防球ネットなどゴルフコースはそのコースの委員会が、「コースと不可分のものと定めていない人工物」であると決めています。

スタンスやスイングが素振りをして当たりそうな場合、無罰でボールを拾い上げて避けうる一番近い場所(ニアレストポイント)から、1クラブレングス以内にドロップができます。
ただし、これは義務ではなくあるがままに打つことは一向構いません。

 

 

スルーザグリーン事件簿 その20

事件=ボールはかなり深いラフに飛び込んだようです。
キャディさんも同伴競技者も一緒に捜索が始まりました。
するとキャディさんが「あっ!」と言ったので見ると、靴で蹴ってボールを動かしてしまったようです。

回答=1打罰でリプレース。

 

キャディさんが個人個人についているときは自分のキャディさんだけ、共用の時は自分のプレーのことで行動しているときだけは共同責任の形になります。

規則18ー2にある「プレーヤー、またはキャディや携行品により、止まっているボールが動かされた場合」という違反になります。

ボールは動いた場所から打ってはいけません。
必ず元の位置にリプレースします。

 

ゴルフルール教室・まとめ

 

スルーザグリーンで良くある20のケースを、前編と後編に分けて解説してきました。
スルーザグリーンのゴルフルール前編はこちら

ゴルフには審判がいなく、すべてを自分でジャッジしなければいけないのにルールがわからないということが初心者を悩ませます。

紳士淑女のゲームだけに、少なく申告すると誤魔化したと誤解されかねないし打数を多くは申告したくはありませんね。

そのためにも初めはゴルフ用語やルールを理解しましょう。
ゴルフはすべて基礎の反復、はじめは言葉から入ると良いと思います。

 

その他のゴルフルールの解説についてはこちら

ティーグラウンドのルール

ウォーターハザード(池)のルール

グリーンに関するルール

バンカーに関するルール

 

その他(番外編)のルール



ゴルフ初心者100切りナビの歩き方はこちら





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