ゴルフ上達 ミス防止

簡単にダフリが解消できる練習法/ザックリしない打ち方と改善策とは?

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パー4の2打目がグリーンのすぐ近くに来ました。

上手く寄せれば今日の初パーです!

25ヤードくらいのやや打ち上げでライも良さそう、これならチップインバーディ!だってアリでしょう。

 

「好事魔多し」

 

こんな時にかぎって頼んでいないリキミが顔を出し、ザックリダフってガックリします。

そこまでが調子良い時ほどショックが尾を引いて、そこからガタガタと崩れていくプレーを止められないときがあります。

 

練習場ではうまくいっていたはずなのに、なぜかコースに出るとやってしまうのはなぜでしょう?

今回はダフリについての解説です。ダフりの確率がグッと少なくなること間違いありません。

 

練習場では出ないダフリ

 

練習場では出ないという話をしましたが、その理由はなんでしょうね。

その辺からダフリの原因も対策も見えてきます。

 

人口マットで下が固いと、実際にはダフっていても気が付きにくいものです。

結局クラブのソールがマットの上を滑っていき、横から払うように当たるからある程度の飛距離が出るからです。

特にフェアウエイウッドやユーティリティではダフったのか上手く打てたのか、本人も周りで見ていてもわかりにくいものです。

 

ミスに気づかないとショットに自信がつく半面、コースに出てから連続するとショックもあり、なにがなんだかわからなくなります。

そしてそれがクセになるわけです。

 

ミスショットからダフリの原因を探る

 

ミスショットこそ専属の名コーチだと考えてください。

ミスをしたらショックなど感じていないで、真っ先に原因の分析をする習慣をつけましょう。

 

ダフリは英語でファットショットといわれます。

ボールに当たる前に手前の芝生や地面にクラブのリーディングエッジが当たる現象です。

ボールは弱弱しい飛び方でまるで飛距離が出ません。

 

スイングのクセは人それぞれであり、ボールのライや傾斜のこともあり複雑ですが、ごく一般的な原因を探ってみましょう。

 

ダフリは自然の原理が働くから

正しい回転でボールを打つためのグリップ

 

右利きの方はグリップすると右手が下になります。

当たり前のことですが、これがダフリを起こしやすい単純な事実です。

まったくクラブを持ったことのない方に、クラブを持ってスタンスしてもらうと、あらかじめ肩を水平にと説明をしても、そのポスチャー(構えた姿勢)は右肩が下がっています。

 

問題はそのことにご本人が気づかないというところにあります。

ダフリは、誰でも自然に似た形から発生します。

 

クラブヘッドは円弧を描く軌道でボールに向かいますが、すでに右肩が下がっているためにその分だけ狙いよりほんの少しクラブはボールの下に入ってしまうのです。

 

 

ダウンスイングで軸心が傾いている

 

自然の原理が働くということを理解すると、ダフることは少なくなります。

それでもダフリが出るのですが、今度は少しレベルの高いダフリ(?)になります。

 

トップの形から右肩を下げないように注意しても、背骨という軸が傾くと非常によく似た現象が起こります。

トップの時の左肩がアゴの下に来ます。

そこからダウンスイングをしていくわけですが、インパクトまでに両肩がおよそ90度の回転をします。

そのとき、左の腰の回転でダウンスイングをリードするクセのある方ほど背骨は右に傾きます。

 

右肩に意識があっても軸の方向が傾いたら自然に右が沈み、この沈み込みが一定の許容量を超えるとダフリになります。

 

タイミングが悪いスイングはインパクトゾーンを狭くする

 

ゴルフスイングにはトップの位置からの「タメ」が不可欠です。

この0コンマ何秒というタメから解放されたクラブヘッドは効率よく加速していきます。

この「タメ」をつくるためには下半身リード、そして上半身・腕へと順に動かしていく必要があります。

 

この一連の動きによって、飛距離が増すばかりでなくインパクトゾーンが長くなるという大きな効果があります。

反対にタメができていないと、上半身主導のスイング(スイングプレーンは鋭角)となり、ボールとのインパクトゾーンが狭くなります。

結果としてボールにアジャストする確率が下がり、ダフる確率が上がってしまいます。

 

タメをつくる練習方法はこちらで解説しています。

正しいダウンスイングのコツとタイミングを掴むための練習方法・一瞬のタメを覚えて簡単に習得

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練習場で出来るダフリ対策

 

それでは練習場で簡単にできるダフリをしない練習方法をご紹介します。

 

ティアップして打つ

ピッチングウエッジ(またはアプローチウェッジ)で、ボールをティアップして打ちます。

こうすることで、人口マットの上を滑っても当たるミスショットはなくなります。

 

クラブフェースのリーディングエッジ(先端の刃の部分)がボールの赤道を打つ練習です。

 

ティアップしたボールは下からすくい上げると全然飛ばないばかりか、ティに当たり「バイ~ン」という音がするので、ダメなショットはすぐにわかります。

 

ボールを上げるのはロフトの役割で、手先ですくってはいけません。イメージは打ったボールが水平に飛び出す感覚で問題ありません。

この時にトップをすることを怖れてはいけません。

 

トップスレスレの練習ですから、むしろトップを打つことがダフリ撲滅の練習になります。

 

 

松山英樹プロはダフらないスイングのお手本

 

トッププロたちのスイングはダフらないスイングの良い見本です。

世界のトッププロは誰でもアイアンの名手ぞろいですが、個人的に記憶に残るのはセベ・バレステロス、タイガー・ウッズ、セルヒオ・ガルシアです。

 

しかし、日本人で彼らと肩を並べられるのは松山英樹プロでしょう。

こんどテレビ観戦の時に松山英樹プロのアドレスの時のポスチャー(姿勢)をよくよくご覧ください。

チェックポイントはふたつあります。

 

①膝の角度

鋭いキレのあるスイングの間中、寸分の伸び縮みもありません。

両ひざはバックスイングで右ひざ、フォロースルーで左のひざにシッカリとホールドされ、膝の先端が流されずにインパクト直後に一瞬ターゲット方向を向きます。

 

 

ひざの角度を変えない、上下動をしないことがピンポイントに狙える秘訣です。

初心者の方は確かにはじめはぎこちなく感じます。でも、そこは通過しないといけない関所です。

 

②背骨のライン

松山プロの姿勢(ポスチャー)は胸をやや張り気味でお尻を突き出し、背骨を直線形にする形がとてもきれいです。

猫背になってしまうと背骨の回転が湾曲してしまい、捻転からのヘッドスピードが激減してしまいます。

 

松山プロだけでなく、アマチュアゴルファーの参考になるトッププロはたくさんいらっしゃいます。

良いフォームを見たらご自分でも実践してみましょう。

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