ゴルフをプレーするときのキャップは、初心者の皆さんが想像する何倍も大事なアイテムです。
ゴルファーにとっては、ある意味ウェアやシューズ以上の働きがあります。
まずは「体の保護」ですね。
「ファ~~!」と隣のコースからで飛んできたボールが頭に当たっても衝撃を和らげてくれます。
林に打ち込んだボールを打つときに、キャップがなかったために枝に当たって頭に裂傷を負った方もいます。
それに何といっても真夏の熱中症防止、真冬の防寒ですね。
女性にとっては紫外線(UV)対策にもなります。
野球でも帽子をかぶりますが、視線の邪魔になる日差しを遮ってくれます。
タイガー・ウッズが良くやる「トンネル・ルッキング」をご存知ですか?
パットのラインを読むときに、ひさしの両端に手を添えて左右からの入射光を遮り、トンネルの中から除くようにまぶしさを軽減させています。
今回は2017年に発売されたゴルフのキャップの中で、特におススメのものを厳選してみました。
キャップを被るのはゴルフのマナーでもあります
なんといってもゴルフでファッション性が高いのがキャップです。
プロゴルファーのなかには、朝、お気に入りのキャップを頭に乗せたときに気持ちが引き締まるという方がたくさんいます。
あなたも真っ新(さら)なスーツやドレスを始めて身につけたとき、テンションがグッと上がるのを経験していらっしゃるでしょう。
キャップもその延長線上で、やはり場所が頭ですからね、感覚的に引き締まる点がよく似ています。
そしてキャップを被るのは一種のマナーでもあります。クラブハウスのレストランでは脱ぐのもまた同様です。
身だしなみというマナーを守るのは、「同伴者へのリスペクトを無言で表現するもの」と考えていいでしょう。
さて、マナーに間違いはありませんが、選ぶとなると迷う要素はたくさんあります。
キャップはファッションのポイント+たくさんの用途と目的
屋外で長時間過ごすゴルフ、強風が吹いて髪の毛がボサボサではサマになりません。
ゴルフもビジネスもまったく同じで、身だしなみはファッションのポイントです。
「人はパッと見が80%」などといいます。
営業に来た人がヨレヨレのスーツで髪の手入れはしない、靴は埃だらけではいかがでしょうか?
新しくはなくてもスーツや髪型に清潔感がある、古くてもピカピカに磨かれた靴など見ればその人の第一印象は瞬間で決まります。
電気工事の方や野菜とか魚関係の方の業務用キャップは、仕事の上ではベストマッチングでも、そのままゴルフ場で被ってはひんしゅくものです。
それぞれTPOに合わせるのがマナーですね。
キャップはファッションのみにあらず、磁石製のマーカーをクリップしたりする用途もあります。
良いキャップ(帽子)でプレーもスムースに
マナーでありプレーにまで影響力を及ぼすキャップ、でもいざ選ぶとなると結構迷います。
オプションとしては色柄、形、素材のほかに自分の好きなスタープロが身につけているなどなどの選択肢があります。
キャップには流行があり、ゴルフの歴史とともに大きく変化してきました。
ゴルフでは様々なタイプの帽子がありますが、ざっと以下の6種類に分類されます。
- キャップタイプ
- サンバイザー
- ワークキャップハット(つばがぐるっと360度ついているもの)
- ハンチングタイプ
- ニット帽
- 雨の日用
選択肢のなかで重要視されるものに機能性があります。
ゴルフらしいデザインとして幅広い支持がある①や②はその点で優れています。
またレディースとなるとメンズの数倍のバリエーションがあります。
ストロー系などハットは夏の首の後ろ側まで保護しますが、ツバにマーカーを付けることが出来ないのはデメリットです。
それでは総合点で優れた、すべて2017年製の帽子のラインナップを紹介していきます。
オークリー(OAKLEY) 911891JP
生地はポリエステルでピシッとしたハリがあります。
特徴は正面と両サイドに施されたでっかい3Dのロゴ刺繍、汗止めには吸汗速乾素材を採用しています。
頭のサイズをアジャストする部分は、シリコンタブ付きのフックアンドループ式です。
カラーはホワイト、ブラックアウト、ブリゲードレッド、ダークデニムの4種あり、価格は税抜き3,300円です。
タイトリスト ボーケイキャップ HW7CVW
渋いデザインですね~、どう見てもシングルプレーヤの雰囲気があります。
ウェッジの話になると、オニのように強いタイトリストの”ボーケイ”が必ず登場します。
ボーケイは常に群を抜いている印象で、見た目の印象やヘッドの重さや抜けの良さは王様クラスです。
そんなブランドの印象をキャップにも転嫁させているので、このキャップを被っているとハイレベルなプレーヤーという印象に結びついてしまいます。
生地から見ても寒い時期のほうが合っています。
このモデルはデザイン限定のスピンミルド、メンズのサイズ調整式で税抜き5,000円です。
パーリーゲイツNEW ERAキャップ
正式に書くと「PEARLY GATES NEW ERA 59FIFTY PGフラットブリム」となります。
パッと見で高級感が伝わります。
NEW ERAはすでに高い評価がありますが、今回はPG×NEW ERAというインパクトあふれるコラボのアイテムになりました。
いわゆるフラットビルキャップで、つばが平らなタイプは最近のトレンドになっています。
最も代表的なスタイルのキャップ「フィフティーナインフィフティー(59FIFTY)」は、1954年に世に出て以来、ずっと変わることなく受け継がれるスタイリッシュなフォルムです。
サイズはS(57.7cm)・M(58.7cm)・L(59.6cm)、カラーは3種類。
素材はホワイト=ポリエステル100%(別布部分はコットン100%)、ネイビーとレッドとブラックはオールウールで、抗菌仕様が施されています。
価格は税抜き11,000円です。
ルコックスポルティフ(le coq sportif)QG0302
おなじみのルコックですね。
ニット製で冬ゴルフに最適、つばがついているので日差しを避けることができます。
キャップの中も本体もアクリルでできているのでとても暖かく作られています。
耳から襟足までカバーしてくれます。
デザインが写真のようにおしゃれ感覚満載なので、ゴルフにかぎらずすべてのレジャーや行楽でお出かけの時も使えそうです。
ワッペン刺繍がニクいデザインのフリーサイズ(57~59cm)でカラーは4色、価格は税抜き3,300円です。
MASTER BUNNY EDITION 3WAY 158-7287013
マスターバニーエディションからの新製品は3WAYで、サンバイザーにもニットキャップにもなるタイプです。
こちらは男女兼用で、キャップの表はアクリル100%で裏はポリエステル100%で、サンバイザーはコットン96%+ポリウレタン4%の素材でできています。
サイズはフリー(基本57cm)で、洗濯は少々気を使います。
漂白剤は使えないことと、一般の家庭洗濯はできません。
タンブル乾燥やアイロンは不可なので弱い石油系のドライクリーニングができるクリーニング屋さんに頼みましょう。
カラーはグレー、ホワイト、レッド、ネイビーの4種類、価格は税抜き9,000円です。
ADIDAS メンズ CPニットサンバイザー CCQ53
アディダスがお買い得なロゴニットのサンバイザーを、2017年秋冬用として発売しています。
ニットのリブ網ですからフィット感はかなり良く、正面に大きな「ADIDAS」のロゴが映えています。
ニットなのにスポーティ感が前面に出ています。
素材はアクリル100%、サイズはフリー(57~59cm)となっています。
カラーはブラック、ホワイト、チャコール、セミソーラーレッド、ネイビーの5色あります。
なんといっても価格が税抜き2,400円前後となるとかなりお得感もあります。
スペアバイザーとして、バッグに忍ばせてくのもいいかもしれません。
最新おススメのキャップ・サンバイザーのまとめ
皆さんはゴルフにでかけるとき、キャップにしようか、それともバイザーかハットかハンチングにしようか迷ったことはありませんか?
プレー日のお天気や季節もありますよね。
今日のウェアとのマッチングとか、そもそもどのデザインが似合うんだろう?なんて思います。
選び方には、自分の頭や顔の輪郭を基にする方法もあります。
顔が角ばっているタイプはフラットビルキャップ、面長な方はハンチングでもイケます。
丸型の方はサンバイザーやハットがおススメで四角い顔の方はバイザーやフラットビルキャップがいいでしょう。
帽子が似合わない人はほとんどいません。
ただし選び方が間違えるとミスマッチになってしまいます。
キャップという機能とオシャレの知識を持ち、適切な選び方をすればゴルフはますます楽しくなります。
<番外>トランプ+安部+松山キャップのおまけ
アメリカのトランプ大統領が11月5日に来日、安倍首相と松山英樹プロのプレーがニュースで話題になりましたね。
その日の記念品として写真の特製「ゴルフキャップ」が用意されました。
帽子には金色の刺しゅうで、トランプ大統領の好きな言葉になぞらえて「MAKE ALLIANCE EVEN GREATER(日米同盟をより偉大に)」というメッセージが記されています。
ゴルフキャップは3人それぞれがサインの交換をします。
このキャップの価格はさすがに推測できない金額になりそうです。