ゴルフを始めてようやくスコア100切りも見えてきた!
アプローチやパッティングに磨きがかかり、グリーン周りはお手の物!
でも、やっぱりドライバーで気持ちよく打って友人をびっくりさせたい!
かといってそう簡単に飛距離アップさせるなんて…
そんな悩めるゴルファーに朗報です!
ウェアラブルセンサー「HIP SPEEDER(ヒップスピーダー) CMT-S10GSET」という飛距離アップに特化したスイング測定器が2017年12月15日に発売されました。
あなたのドライバーショットは何故飛ばないのか、この記事を読めばその理由が一目瞭然です。
開発は計算機で有名なカシオ
こんなすごいものを作ってしまったのは、あのカシオ計算機です。
ゴルフファンならよくご存じの、男子トーナメント「CASIO WORLD OPEN」の開催メインスポンサーです。
この大会は1981年に始まり、第一回はリー・トレビノが優勝しています。
2017年のカシオワールドも白熱しましたね。
優勝こそ逃したものの、石川遼プロはトップだったSeungsu Hanプロに1打差まで迫ってギャラリーをハラハラ・ドキドキさせてくれました。
フォーム改造に数か月を費やしている彼は、現在調整中ですがこのまま沈んでしまう器ではありません。
それはともかく、今回はとんでもない分析力で、アマチュアの初心者から上級者までの強力なサポーターとなるウェアラブルセンサー登場の話題です。
ウェアラブルセンサー「ヒップスピーダー・CMT-S10GSET」のスゴさ
ウェアラブルセンサー「HIP SPEEDER」は、アマチュアゴルファーに「ナットク」を与えてくれるという点で掛けがえがありません。
冒頭でも触れましたが、ゴルフ上達のカギは、たった今、自分が打ったボールが良くても悪くても、なぜその結果になったのかわからないと意味がないのです。
ゴルフ上達の道筋はまず知識の蓄積、プラス、ショットの分析の二つが欠けると必然的にスローペースになります。
何発打っても知識さえあれば決して無駄にはなりませんが、上達指数に対して効率は良くありません。
半分は単なる運動、あるいはストレッチになってしまいます。
よく「ゴル友に見てもらって」というほほえましい光景がありますが、それとて教える側の基礎知識、観察レベルと分析精度が確かでないと逆効果になるでしょう。
世界のジャック・ニクラウスを育てたのはジム・フリックという稀代の名コーチ、初期のタイガーを育てたブッチ・ハーモン、アニカや藍ちゃんを教えたピア・ニールソンは知られたところです。
こうした名だたるインストラクターがあなたについていれば問題ありませんが、ちょっと予算が合わないでしょう。
さっきの話ではありませんが、それこそ石川遼クンもお父さんではなく、名コーチをつけたほうがいいんじゃないかって思いますよね。
ウェアラブルセンサーは自分専用の名コーチ
一昔前の練習といえば、ただひたすらに打数を重ねて、それこそ電車のホームで無意識に素振りをしてしまうぐらい体に染み込ませることが主流でしたが、時代は変わりました。
ウェアラブルセンサー「「HIP SPEEDER(ヒップスピーダー) CMT-S10GSET」は、自分のスイングをあらゆる視点から計測をすることができ、そのデータを分析してフォームチェックをしてくれます。
自分では気づかないスイングの「ムダ」を数値として算出してくれるので、いまよりも理想的なフォームを手に入れることができ、飛距離アップに大きく貢献してくれるでしょう。
機械はウソをつきませんからね。
飛距離アップの秘訣は腰のスピードにアリ!
今回新発売となるウェアラブルセンサー「CMT-S10GSET」は、従来モデルの「GMT-S10G」の後継版ですが、内容の進化は目をみはるばかりです。
一番目につくのは飛距離アップにこだわっている点でしょうか。確かに飛距離に関係した数値の計測項目がグッと増えています。
新しいヒップスピーダー CMT-S10GSETは、3軸の加速度、ジャイロ、磁気センサーを内蔵し、計測データとともに、カメラで撮影した動画でスイング分析を行えるのでフォームの詳しくチェックができます。
ヒップ(Hip)とついていて、若干誤解されるかもしれませんが、ヒップは腰の意味です。
日本語ではウエストが腰でヒップはお尻になりますが、お尻の正しい英語は”Bottom",”Buttocks”、"Ass”と表現します。
プロとアマのスイング比較で大きく異なる点は「腰の使い方」で、以下のように明らかなスピード差があります。
よくあるパターンとして
- 腰が回らない「山脈型」
- 回転が遅い「ひと山型」
- 理想的な「ふた山型」
があり、ヒップスピーダーを使えば「自分がどのパターン(型)なのか」を知ることができ、飛距離アップに最適とされる理想的なふた山型に近づけることができるようになります。
さきほどのプロとアマチュアの例ではこのようになります。
アマチュアの方はインパクトに向け頂上がひとつ出来ていますが、プロの場合は「インパクトの直前に一旦止まってもうひと山出来ている」のが分かります。
いわゆる「タメの動作」ですね。ここに飛距離アップの秘訣があります。
ヒップスピーダーの使い方
使い方は非常に簡単です。
大きくも重くもないので、スラックスのウエスト部分などにサッと取り付けられます。
クリップアタッチメントが付属してくるので、ベルトなどに取り付けてスイングすると、前傾・回転・水平という3方向の角度が瞬時に計測できます。
加速度センサー、方位センサー、ジャイロセンサーを搭載しているからですね。
またアプリとの連携により、スイング後すぐに自分のスイングデータを数値として確認することができます。
すでに発売されているゴルファー向けデジタルカメラ(EX-SA10)との連携が可能になっており、アドレス・トップ・ダウン・インパクト・フィニッシュの5ポジションをハイスピード動画と組み合わせてスイング分析ができます。
ふたつの強力なアプリがあればこそ
ショットの分析には専用のスマートフォンアプリ、「EXILIM Connect for GOLF」と「EXILIM Analyzer for GOLF」を利用します。
「EXILIM Connect for GOLF」アプリはリモート撮影用のアプリ、目でみてパッとわかりやすいという点で便利です。
グラフ表示してくれますから、スイング時における腰の回転スピード、腰の角度、腰の移動量の大小などがすぐ理解できます。
さらに推定飛距離(ポテンシャル飛距離)を即刻計算してくれるしスイング評価もでます。
一方の「EXILIM Analyzer for GOLF」アプリは、再生・分析用アプリです。
iOS用とAndroid用があり、蓄積保存した計測データの比較や回転スピードが過去と今どう良くなっているのかの変化が手に取るように確認できます。
優れた防水と防塵性があるから安心
センサー本体は、IPX6およびIPX7準拠の防水性能、IP6X準拠の防塵性能、1.7mからの落下に耐える耐衝撃性能を備えています。
ご参考のために「IP」とは「IEC(国際電気標準会議)」によって定められている防水・防塵の保護規格です。
IPに続く2ケタの数字の左側が「防塵等級」を、右側が「防水等級」を表しています。
通信機能は、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.1に対応しています。
本体の内臓電池はリチウムイオン、ご自宅のパソコンやコンセントのUSB端子から充電できます。
本体サイズはW43.3×D59×H12mm、重量は約31gで、価格はオープンですが30,000円以下で入手可能です。
ウェアラブルセンサー「HIP SPEEDER-S10GSET」のまとめ
今回紹介したカシオの「ヒップスピーダー」は飛距離アップに特化したスイング解析アプリです。
レッスンなどで「一旦タメを作って!」と言われても、いまいちピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、ヒップスピーダーを使って腰の動きをアプリで確認すれば、レッスンプロの方が言いたかったことがスッと頭の中に入ってくることでしょう。
飛距離アップはベストスコア更新のマスト条件ではないにしろ、大きなアドバンテージとなります。
スコアが伸び悩んでいる方、以前より飛距離が落ちてきているなと感じている方にはおススメのスイング改善アプリです。
飛距離だけでなく方向性なども磨きをかけたい方は「M-Tracer For Golf」もオススメです。
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これを使えば自分のスイングはどこが悪いかすぐに分かります。
また、良く言われている「力いっぱい振ると飛ばない」ということも、M-Tracerを使えば数値で解説してくれます。
ゴルフはただ漫然と練習場でボールを打っているだけでは中々上達するものではありません。
今はこういった便利なスイング改善プリなどがあるので、成長スピードを速めたい方にはとっておきのアイテムになる事でしょう。