ゴルフの服装ってどうすればいいんだろう?
スポーツニュースとかでプロの服装は観たことあるけど、実際みんなもああいう恰好なんだろうか?
これからゴルフを始めようと考えている方にとって「プレー中の服装」はとても気になるところですよね。
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なんだか改まって考えてしまいそうなテーマですが、普段の生活でもTPOに合わせた服装に対応しているという点で何の変わりもありません。
卒業式や結婚式はそれなりに、仕事には仕事に適したもの、またスポーツごとにユニフォームなどがあります。
ゴルフもミスマッチや場違いでなければあらかた問題ありません。
とはいえ、確かに迷惑にならない範囲ならそういえますが、海外生まれで独特の歴史を持ち、日本人の常識と異なる「品格」を重んじるゴルフにはゴルフ特有の約束事があります。
決して高級で高価なものを身につける必要などありませんが、ゴルフ場にはデートするときなどの町中ファッション感覚とは違うものがあります。
その基準を明確にしたのがゴルフコースごとの規則(ドレスコード)です。
自分なりに「品格」を重んじたつもりでもクラブハウスに着いたら、ほかのプレーヤーたちと全然服装が違う…
なんてことのならないように、ゴルフの服装について詳しく解説していきます。
ゴルフの服装、初心者が学ぶべき7項目
ゴルフは起源が英国貴族の社交的な場であったということが今に影響を遺しています。
服装もそのひとつに間違いありません。
初心者の方の中にはファッションに興味が深い方はたくさんおいでしょう。
昔のゴルフファッションのイメージは、ちょっと敷居が高いかなと感じたかもしれません。
まるで礼服感覚でしたからね。
しかし服装に関してはガラッと様子が変わりました。
男子でいうと石川遼プロ、花が咲いたように華やかな女子プロたちはファッションも一緒に楽しんでいます。
ゴルフを始めようという方にとってはややこしいハードルがひとつ下がったように感じていることでしょう。
それでは時代とともに変遷してきたドレスコードの話、そして服装の解説をしていきます。
①まずは知っておきたい「服装」のルーツ
ゴルフ黎明期はジャケットを身につけたままプレーしていました。
当時ゴルフといえばマッチプレーでしたから、いちいちスコアを記録する必要がありません。
彼らはシングルカフスシャツの袖口に鉛筆で○×(ホールごとの勝ち負け)を書いていました。
今皆さんが使っているスコアカードの要らないファッションだったわけです。
1900年代初頭、球聖ボビー・ジョーンズが誕生したころはみんなきちんとネクタイを締めていました。
そしてニッカポッカというスタイルが大流行した時代に続きます。
それでも動きやすさより「品格」を重んじていました。
そのゴルフの精神はルールやマナーだけでなく、服装にも表れていたわけです。
②女性の服装のルーツ
女性が本格的にゴルフに参入したのは1840年代~1900年代のことでした。
いわゆるビクトリア時代で、産業革命による経済発展が最高に成熟した大英帝国の一番良き時代でした。
当時の女性は、体の一部の肌を露出させることが非常識とされていました。
ブラウスといえばフリル付きのちょうちん袖(パフスリープ)でした。
スカートはコルセットでウエストを締めあげ、素足など見せたらはしたないといわれる時代だったので、彼女たちが履いた丈の長いスカートは地面を擦っていたそうです。
足首が見えるくらいの丈になったのは1910年ごろからです。
1933年の大きなゴルフ大会で、一人の女性がスラックス姿で登場して一気に流行ります。
1940年以降はゴルフシャツにキュロットやスラックスでプレーする女性の姿が増えてきました。
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ゴルフとファッションを同時に楽しむ時代の到来です。
③ドレスコードで決められている服装のチェック!
ゴルフの服装で恥を掻かないためには、コースに行く前にドレスコードをチェックすることからはじめます。
今でこそ敷居が低くなり、そう多くはありませんが、今でも格式高いゴルフ場だとドレスコード以外の服装の方は受付で注意されるので気を付けましょう。
”ドレスコード”にはふたつあって、行き帰りの服装とプレー中の服装がそれに当たります。
それでは順番に見ていきます。
④行き帰りの服装で注意すべき服装と履物
クラブハウスに入るときは、年間を通じてジャケットを着用しましょう。
真夏の暑いシーズンや一部のパブリックコースでは、そこまでのコードを持たないところもありますが基本は着用です。
ジャンパー、ブルゾン、ノーカラージャケット禁止というコースはたくさんあります。
女性はショートパンツとかノースリーブはNG、ワンピースで入場するならストッキングを履きましょう。ナマ足は100%禁止です。
最近はほとんど見かけませんが、ゴルフ人口が爆発的に増えたバブル期はエチケットが乱れていました。
ジーンズやクロックスのようなサンダル履きでクラブハウスの受付に向かい、注意されてもロッカーで着替えるからいいだろうと言い訳する人もいました。
履物は男性なら革靴、女性なら低めのパンプスかバレーシューズがおススメで、ミュールやサンダル、スニーカーやブーツはダメです。
また駐車場からゴルフシューズを履いたままで出たり入ったり、運転中に使っていたサングラス着用のままフロントで受付するのはNGです。
⑤プレー中のシャツについて
一昔前、襟がないシャツは世界中のコースでNGでした。
しかし前半でご紹介したように、ゴルフの歴史は時代とともに柔軟なファッショナブル化しています。
最近では「襟らしいものがついていればOK」という風潮に変わりました。
かつてはポロシャツのようなきちんとした襟が必要でしたが、今はTHE襟もほぼOKです。
ジップアップタイプの、一見するとタートルネックやクルーネックのようなものでも注意されることもありません。
シャツの裾はタックインがおススメ、時々裾をパンツの外にだらんと下げる人がいますがこれは止めたほうが良いですね。
女性の中には裾が短めで、プレー中に出てしまうシャツを着ている方もいますがあまり歓迎されません。
⑥ボトムスについて
あくまでもスポーツですから、寒暖の差に対応できるもの、動きやすいもの、発汗性などに配慮されたものを選びましょう。
とはいえ、パンツにもドレスコードがあります。
デニム(ジーンズ)や迷彩柄があるカジュアルすぎるものはNGです。
あまりにラフなものや作業着的なものは全くよくありません。スウエットパンツもNGです。
チノパンはあらかたのコースで問題視されませんが、ポケットが外付けのいわゆるカーゴパンツは良くありません。
夏場のハーフパンツ(ショーツ)でもOKですが、丈の短いものは男女とも歓迎されません。
この場合、できればハイソックス(女性はさらにストッキング)をはきましょう。
ベルトに関しては着用の義務はありません。
ただし、シャツの裾が外に出てしまうファッションなら着用すべきです。
⑦その他携行品などにも注意あり
ゴルフのファッションには衣類以外のものや携行品があります。
まず、キャップですが特に着用の義務はありません。
かぶらなくても問題ありませんが、偶然思わぬところから飛んできたボールが頭に当たっても、帽子があるとないではケガの度合いが違ってきます。
また、林に入って下を見ているときにうっかり頭が枝に当たることは誰でも経験します。
危険防止のためにも帽子は被ったほうがいいでしょう。
また、最近は多くの方がマグネット式のボールマークをキャップにつける点からも被ったほうが便利です。ゴルフ場は紫外線も強いですしね。
他にもサンバイザー、ハンティング、ストローハット、ニット帽などオシャレもできます。
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そこで今回は、ゴルフ女子を日焼けから守るための必須アイテム「帽子・サンバイザー」の人気オススメ22選を紹介します。
シューズはゴルフ用シューズにしましょう。
最近のゴルフコースのほとんどは、ソフトスパイクかスパイクレスに限定して許可していますが、その影響かショップには以前の形式のスパイクは店頭に並んでいません。
こちらも着用の義務はありませんが、テニスシューズ、ストリートシューズはやめておいた方が無難です。
芝生の上はかなり滑りやすくてねん挫の危険もあります。
足裏のグリップ力がスイングに影響しますからゴルフ用シューズを履くことをおススメします。
他にもレインウエアなどは常備しておくと良いです。
ゴルフ場は天候が変わりやすく、また気温もまちまちです。急な雨や寒い日などの対策としてキャディバッグに入れとくと非常に便利です。
ゴルフ初心者の服装まとめ
最近はゴルフのすそ野が広がり、誰でも気軽に楽しめるスポーツとなってきました。
そのためか「ドレスコード」が少しおざなりになってきており、ゴルフ本来の「品格」や「マナー」も端へ追いやられているように感じます。
大衆化するのはとても喜ばしいことですが、同時にゴルフの持つ素晴らしさが消えていくのは少し寂しい気もします。
これからゴルフを始めようと思い、このブログを読んでくださった方は、ぜひゴルフが持つ「マナーや礼儀」という一面を大事にしていただけたら幸いです。