四季折々の日本にあっても年中楽しめるゴルフ。寒い時にはそれなりの楽しさもありますし、もちろん真夏だってバッチリ楽しめます。
とはいえ酷暑ともいわれる日本の夏は暑さ対策をしないとえらい目に遭います。
ゴルフは基本自然豊かな土地でのプレーが多く、ヒートアイランド現象のような不自然な暑さではないものの、直射日光や照り返しを考えると準備無しでは到底18ホール戦えません。
できれば「涼し~い」ウェアでプレーしたいものです。
でもそこで厄介なのが「ドレスコード」という、ゴルフ初心者にとってすごく気になるフレーズが壁のように立ちはだかってきます。
- ウェアはハーフパンツでもいいの?
- クラブハウスにサンダルはマズいよね?
- どんな服装が好ましいのかな?
こんな疑問について解説をしていきます。
ドレスコードってなに?
ゴルフは「紳士のスポーツ」と聞いたことのある方も多いでしょう。何やら貴族感たっぷりで敷居が高いように感じてしまいますよね。
でも実際にはそこまで堅苦しいものではないんですよね。
そもそも服装というと5W1Hに関する「TPO」に尽きます。
いつどこで誰と会ってどんなことをどんなふうに、そしてなぜ行うかのかというのが服装を決める要素になります。
ゴルフに限らず日常生活でも同じこと、その内容次第でガラッと変わるものです。
ドレスコードは「クラブハウス内(行き・帰りの服装)」と「プレー中」の服装に分かれていますが、考え方は一緒です。
では夏ゴルフの場合、どんなドレスコードを守ればよいのでしょうか?
NGなドレスコード
ドレスコードを守る場合は「NGな服装」を覚えておくと良いでしょう。
基本的には以下の3つを抑えておくと良いです。
①いくら暑くても襟なしシャツはダメ
Tシャツだけや、女性の場合はキャミソールのみはNGです。
男性なら七分丈のYシャツ、女性なら薄手のカーディガンなどを羽織るようにしましょう。
あまりかしこまる必要は一切ありません。普段着で十分です。
できればシャツはベルトを使ってパンツの中にしまっておくようにしましょう(丈が短いものは問題ありません)。
②ジーンズ(デニム)やスウェットパンツもNG
チノパンはOKですが、ジーンズはドレスコードに引っかかってきますので注意しましょう。
最近はショーツでハイソックスとセットにしなくてもOKのコースがだいぶ増えました。女性でワンピースならストッキング着用が義務です。
③サンダルやミュールでの来場は厳禁
クロックスなどのサンダルはもちろん、スニーカーのかかとを踏んでクラブハウスに入る事は禁止されています。
女性の靴はおしゃれなサンダルやミュールが流行っていますが、生足で履くのは注意されることを覚悟しておくべきです。
また入場の際には、ゴルフシューズを履いたままクラブハウスに入るのは止めましょう。
④つい最近まではジャケット着用が常識でした
最近では品格にこだわる名門コース(夏は免除)以外、襟付きのシャツを着ていれば特にこだわらない傾向にあります。
でも、基本はクラブハウスの中だけでも、サッと着られる薄手のジャケットを持っていたほうがベターです。
女性の場合、ジャケット着用というコースでもトップスはなくても大丈夫です。
もちろん、ジャケット代わりにジージャンや革ジャンを着ていくのはやめましょう。
夏のゴルフの服装・5つのチェックポイント
ここまでは基本的にクラブハウス内でのドレスコードに順じた服装のアドバイスをしてきました。
ここからは、ドレスコードに違反しない範囲で快適にプレーできる服装についてお話をしていきます。
①インナーは着用したほうが涼しい
ゴルフコースは全面芝生ですから、夏は通常の住宅地より1~2°気温が上がります。
非常に暑く、たくさん汗をかくので、ゴルフウェアは「吸汗速乾性」タイプを選ぶようにしましょう。
もし通常タイプのポロシャツを着用するのなら、インナーを重ね着すると良いです。
ストレッチ素材なので動きに違和感はありませんし、メッシュ系で通気性に優れたものが殆どで、重ね着という感覚はなくむしろ着用しているほうが涼しく感じます。
②ポリエステル系の生地がおすすめ
前述の速乾性のインナーを着用するとき、シャツは綿素材よりポリエステル系素材を合わせると効果的です。
ポリエステル系のゴルフウェアは大半が速乾性でメッシュタイプなのでとても楽です。
また、ゴルフショップなどでシャツを選ぶとき、UV加工されているかどうかもチェックしましょう。UV加工されているかいないかは日焼けの度合いに関係します。
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③パンツはハーフでもOK
ほとんどのコースではハーフパンツで問題ありません。
ただし、格式を重んじるコースではソックス、それもロングのもの(膝下まで)を要求するところもあります。
ハーフパンツで注意することは2つあります。
ひとつはボールが藪や深いブッシュの中に入った時に怪我をしやすいこと、もうひとつはチェックインと精算時は履き替えることです。
プレー中は問題ないハーフパンツですが、行き帰りの際はしっかりと着替えて失礼の無いようにしましょう。
④夏ゴルフで注意する紫外線
夏のゴルフ場は日差しがとても強く、対策をしておかないと大変なことになってしまいます。
サンバイザーを着用してプレーされる方が多いですが、それだと思いっきり頭皮にダメージが蓄積していきます、
また女性の場合は日傘を持って行くと、より直射日光を避けることができます。
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意外とノーマークなのが「眼」です。
夏は紫外線が強く、最近は眼科医も特に注意を喚起しています。
紫外線を遮るサングラスは色の濃さには関係なく、購入するときは「紫外線カット」と明記されているものを選ぶようにしましょう。
⑤熱中症対策
熱中症はいつどこで誰がなるか、年齢にもあまり関係しません。
熱中症に対応するには普段の生活から注意する習慣と、日頃から暑さに負けない体力作りとバランスの良い食事などが基本にあります。
また夏場のゴルフとなると水分補給が欠かせません。特にまだ体が暑さになれていない時間帯、そして気温が急上昇するときが一番危険です。
真夏のゴルフコースで注意する要点はふたつです。
①のどが渇いているかいないかではなく、常にこまめに水分をとることでだいぶ解消されます。
②ゴルフの時だけ過度に塩分+糖質をとるのではなく、日常の食事から注意します。
ゴルフで大量の汗をかくときなど、スポーツドリンクなどの飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分補給につながります。
ゴルフ初心者が気を付ける夏の服装のまとめ
夏のゴルフの服装について解説してきましたが、長くなりましたのでポイントを整理しておきます。
夏ゴルフの服装注意点
- 暑くてもドレスコードは意識すること
- 襟付きシャツとパンツスタイルであれば基本OK
- 女性の場合はサンダル・ミュールに注意
- プレー中はハーフパンツOK
初心者の中には「スーツでなければいけない」とか「厚手のジャケットを着用しなくちゃいけない」と思いがちですが、最近ではドレスコードも時代の流れに合わせてきているゴルフ場がほとんどです。
腰パンとかタンクトップとかはもってのほかですが、襟付きシャツでシンプルな服装であれば言われることはほとんどありません。
また、夏ですから携行品にも配慮したほうがいいでしょう。以下のグッズを事前に用意しておくと、より快適にプレーできるでしょう。
①必須アイテム「日焼け止め」
日焼けが気になる方や、普段の生活であまり直射日光を浴びない方は「日焼け止めクリーム」が必要です。
塗るタイプとスプレー式があり、首や腕には汗で溶けないタイプがいいでしょう。
②マイドリンク
のどが渇いたからといって、自分の組の進行が遅れていたりすると売店に行く時間のないときが往々にしてあります。
出かける前の晩からマイドリンクを用意しておくと便利です。
最近ではコンビニで「凍っているスポーツドリンク」が売っているので、ペットボトル2本分は持って行くと助かります。
④冷却系グッズも
ラウンド中にサッとスプレーすると寒くなるくらいに体が冷えるスプレーや、湿った厚地のボディ・ペーパータイプもあります。
女性で汗のにおいが気になるならデオドラント・スプレーもあり、男性ならスポーツに向いているさりげない香水も売られています。
さらに最近では「水に濡らして振り回すと冷たくなるタオル」なんてのも発売されていますので、持って行って同伴メンバーを驚かせてみるのも楽しいですね。
その他にも様々なゴルフの便利グッズがありますので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴルフは季節に関係なく、夏には夏の楽しさがあります。あなたも夏のゴルフを爽やかに、カッコよく決めてください。