近年は稀にみるゴルフブームです。
先日引退を表明した宮里藍選手やライバルとして登場した横峯さくら選手など女子プロが台頭し、追いかけるかのように新星として石川遼選手、そして今や世界トップクラスの松山英樹選手と、男子・女子ともに有望な若手選手が続々と登場していきています。
またリオ・オリンピックからゴルフは正式種目となり、次の東京オリンピック出場を目指しているプレイヤーも沢山いることでしょう。
さらには、少し前まではおじさんたちの社交場のような雰囲気だったゴルフ場も、今では男女問わず20~30代の方たちの方が多いゴルフ場もあったりします。
それだけ注目されているゴルフ。
これから始めようと思っている方も多いんじゃないでしょうか?
今回は、そんな方たちのためにアマチュアゴルファー(今回は男性ゴルファー100人)から聞いた「みんなのデータ」を公開します。
女性編はこちら
ぜひプレーのヒントとして役立ててみてください。
アンケートの対象年齢
今回アンケートに答えていただいた男性ゴルファー100人の年齢グラフです。
ネットでの募集であったためか比較的若い方からの回答を得ることができ、平均年齢は37.4歳となっています。
平均スコアは?
アンケート方法は「70~79」など10単位での回答で、また140以上の方は仮に200叩いてしまう方もいらっしゃるかもしれませんので正確な数字ではありませんが、100人の平均スコアは「116.5」となりました。
グラフでは潰れてしまっていますが、「70~と80~」の方は全体の3%ずつ、「90~」の方は6%となっています。
ボリュームゾーンは110台の方が圧倒的に多く、全体の4割以上を占める結果となりました。
やはり「ゴルフスコア100」を切るのは難しく、全体の1割強(12%)でした。
クラブ別飛距離
つづいてクラブ別の飛距離です。
- ドライバーは平均217ヤード
- 3番ウッドは平均196ヤード
- 4番ユーティリティは平均170ヤード
- 5番ウッドは平均167ヤード
- 7番アイアンは平均135ヤード
- 8番アイアンは平均122ヤード
- 9番アイアンは平均108ヤード
という結果となりました。
飛距離が決まる要素はヘッドスピードや使用ボール、ボールの回転数など多岐に渡りますが、前項目の平均スコアから察していただければと思います。
クラブセッティング
クラブセッティングについてのアンケートも取ってみました。
上図は1人あたりのクラブ別本数です。
左から
- ドライバー 0.97本
- ウッド 1.35本
- ユーティリティ 0.41本
- アイアン 4.65本
- ウェッジ 2.41本
これにパターを含めて、平均10.79本のセッティングでした。
中には「ドライバーはナシ」だったり、「アプローチウェッジは48度と52度の2本」、ほかにも「ドライバー・8番アイアン・サンドウェッジのみ(パター除く)」という強者もいました。
最も多い組み合わせは「1W、3W、4U、5W、5~9I、PW、SW、PTの12本」でした。
便利だと思うゴルフグッズ
ここからはランキング形式でアンケート結果を発表していきます。
(ここから下のアンケートは複数回答可で集計しています)
★第1位 GPSナビ(53票)
定番中の定番ですね。
GPS機能を使って、グリーンまでの残り距離を教えてくれるガジェットです。
最近はかなり進化してきて、バンカーやハザード、グリーンエッジまでの距離を計測してくれるものも登場しています。
プレーの邪魔にならないよう「時計タイプのGPSナビ」が人気です。
★第2位 スコアカウンター(28票)
ゴルフ初心者に限らず、つい目の前の1打に夢中になってしまい、ホールアウトしたときに「あれ?何打叩いたっけ?」となってしまうことがあります。
スコアカウンターを持っていればそんな心配も無くなりますね。
また最近ではスマホでのゴルフスコア管理アプリも充実しています。
無料で利用でき、過去の分析などもできるのでおススメです。

★第3位 ゴルフボールホルダー(14票)
ティショットをOB、打ち直したあとに続くショットでは池ポチャ…
しょうがないなとボールをポケットから出そうと思ったら「ボールがない!」なんてこと、良くありますよね。
ゴルフボールホルダーはベルトにかけるタイプが多く、背中側にセットしておけばスイングの邪魔になりませんし、いざという時に助かりますね。
★第4位 セルフスタンド(8票)
特にセルフプレーなどで本領発揮する簡易的なバッグで、クラブを3~4本入れて運ぶことができます。
グリーン周りはデリケートなショットが続きますので、PW・AW・SW・PTの4本を入れておけば、わざわざたくさんのクラブを持ちながらどうすることなく残り100ヤード以内のショットを打ち分けることができます。
また、セルフスタンドを使うことによって「グリーン周辺にクラブを忘れる」ことも防止することができるので、セルフプレーが多い方にはオススメです。
★第5位 多機能ゴルフツール(4票)
ちょっと意外だったのがコレ。
十徳ナイフのような形ですが、グリーンフォークやマーカー、固いティグラウンドにティを刺すためのティパンチなど、8種類の機能が備わっています。
ハサミやピンセットもついていますので、テーピングのカットなど様々なシチュエーションで活躍します。
★その他変わり種グッズ
他にも幾つか面白いグッズを挙げている方がいらっしゃったので一部を紹介します。
指ぬきグローブ
「グリップを握る際に滑らなくなる」とのコメントを貰いましたが、ゴルフは手の平ではなく指先で軽くグリップする方が良いとされていますので、実際に試したことはありませんがちょっと不安を感じます。
一応ルール上は問題ないのですが、調べてみたところ取り扱いしているゴルフショップは見つけられませんでした。
グリーンの形状がわかるもの
砲台グリーンで、ようやく乗せたと思ってグリーンに着いたらまさかの3段グリーンで、しかも一番下の段だった。
なんてことにならないよう、あらかじめグリーンの形状を知っておくと攻め方も大分変わってきますよね。
実はGPSナビの中には「グリーンの形状がわかる」ものも発売されていたりします。
これなんかそうですね。
GARMIN(ガーミン) Approach ゴルフナビ
すごい時代になったものです。
鮮やかなブルーのゴルフボール
秋口に友人が使用しているのを見て欲しくなったそうです。
秋はラフに落ち葉が溜まるので、ボールの捜索に時間がかかってしまいがちですが、これならボールが目立つのでロストする確率が低くなりそうです。
参考までに「ゴールドのゴルフボール」は、秋口になると全く見つけられません!
実際に使ったことがありますが、ラフが枯れ始めると色が同化してしまい、1ホールで3球ほどロストしてしまいました。
好きなゴルフウェアのブランド・メーカーは?
最近のゴルフウェアは機能性だけでなくファッション性も兼ね備えていて、かなりのブランド数があり、アンケート結果も票が割れる結果となりました。
傾向としては、やはり「シンプルイズベスト」な着こなしが人気のようです。
★第1位 ナイキ(20票)
堂々の1位はあらゆるスポーツ商品を取り扱っている「ナイキ」でした。
ナイキのデザインは余計な配色などなくスタイリッシュなので、個人的にも好きですね。
2016年にクラブとボールから撤退しましたが、そのせいか最近はデザイン性豊かなラインナップになってきています。
★第2位 キャロウェイ(18票)
惜しくも2位となった「キャロウェイ」
海外ゴルフメーカーといえばキャロウェイと言われるぐらい有名ですが、クラブやボールだけでなくウェアも同一ブランドで統一する方も増えてきています。
★第3位 アディダス(15票)
ナイキ同様アパレル1本に絞った「アディダス」が3位です。
アディダスのゴルフウェアは通気性が良く肌触りも良いので、夏場のゴルフにはもってこいですね。
★第4位 アンダーアーマー(12票)
「アンダーアーマー」はスポーツのパフォーマンス向上を目指し、より筋肉の可動域を意識して作られています。
ドライバーの飛距離はスイングアークの大きさで決まるといっても過言ではないので、飛距離が気になる方はアンダーアーマーのゴルフウェアを試してみるも良いかもしれませんね。
★第5位 ダンロップ(9票)
「ダンロップ」といえばタイヤメーカーの印象が強いと思いますが、そのノウハウを生かしてゴルフ業界にも参戦しています。
ちなみにダンロップはスリクソンのほかに「ゼクシオ」や「ハイブリッド」などのブランドも立ち上げています。
★その他ゴルフウェアブランド
上位5ブランド以外にも多数の名前が挙がりましたので、その一部を紹介しておきます。
- パーリーゲイツ
- ミズノ
- BEAMS GOLF
- タイトリスト
- ブリヂストン
などは複数回答がありました。
飛ぶと思うドライバーのメーカーは?
ここからはとても気になるアンケートの結果です。
まずは「飛ぶと思う」ドライバーのメーカーについて。
ドライバーを250ヤード以上飛ばすためのギア知識・テクニックでも触れていますが、飛距離は単純にドライバーの良し悪しだけで決まるものではありません。
また、このあとのアンケート結果にもある「ゴルフボール」との相性も重要です。
ただ、「男性ゴルファー100人が選んだ」飛ぶと思うドライバーのメーカーはとても気になりますね。
それでは1位から紹介していきます。
★第1位 キャロウェイ(47票)
ぶっちぎりで1位だったのは「キャロウェイ」です。
たまに小規模コンペ(3~4組)に参加すると、半分以上がキャロウェイのドライバーを使用している、なんて光景もありますし根強い人気です。
★第2位 ダンロップ(31票)
2位となった「ダンロップ」ですが、ゴルフウェアアンケートの箇所で記載したように「ゼクシオ」もダンロップから発売されています。
2ブランドを合わせると42票(ゼクシオは9票)となりますので、1位のキャロウェイとは僅差でした。
★第3位 ブリヂストン(27票)
「ブリヂストン」のドライバーは打感が良く、中級者がよく使用しているのを見かけます。
欠点がないのが魅力ですが、逆にそれが仇となったのか3位でした。
★第4位 ミズノ(15票)
「ミズノ」はやや掴まりが悪く球離れが速いので、人によっては狙った方向よりも少し右にずれる感覚があります。
逆に掴まり過ぎてフックやチーピンが多い方には向いていると思います。
★第5位 タイトリスト(11票)
「タイトリスト」は上級者などアスリート志向の強い方に人気のクラブです。
しっかりと振れれば飛距離は出ますが、ジャストインパクトをしないと「どスライス」が出てしまうので、扱いには注意が必要です。
飛ぶと思うゴルフボールのメーカーは?
続いて「飛ぶと思うゴルフボールのメーカー」のアンケート結果です。
非常に多くの種類が発売されていて、ディスタンス系・スピン系など分かれていますので、色々な種類のボールを使ってみることをオススメします。
★第1位 ブリヂストン/ダンロップ(54票)
圧倒的得票数で1位は「ブリヂストン」、さらに同数で「ダンロップ」となりました!
通常ディスタンス系のボールは打感が固いのが特徴ですが、両メーカーのボールはちょうど良い柔らかさで、スピン量も少なく抑えられていて、芯で捉えるとまさに「ぶっ飛び」感覚です。
★第3位 キャロウェイ(38票)
3位は「キャロウェイ」です。
最初に使用したときはかなり柔らかく感じ「もしかしてショートゲーム向きかな?」と思っていましたが、ドライバーで打つとしっかり飛んでいきます。
飛びと安定性を考えると一番良いかもしれませんね。
★第4位 タイトリスト(20票)
「タイトリスト」はまさにディスタンス系で、打感が非常に硬くランも良く伸びます。
ロングホールで使いたいボールです。
★第5位 ゼクシオ(12票)
第5位は「ゼクシオ」です。
ゼクシオブランドはどちらかというと「初心者向け」というイメージがありますが、このボールは非常に柔らかいので、サイドスピンがかかってしまうとどこまでも曲がっていきます。
ドローやフェードボールで距離を稼ぎたい中級者向けのボールです。
よくやってしまうミスはなに?
それでは最後に「男性ゴルファー100人がよくやってしまうミス」について聞いてみましたので、その結果を発表します。
(単一回答のみです)
今回は「スライス・フック・トップ・ダフり」の4項目に絞って聞いてみました。
やはり一番多いのが「スライス」で、半数以上の方がスライスで悩んでいるみたいです。
スライス改善はこちらの記事が参考になります。
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次いで多かったのが「ダフり」ですね。
ゴルフは「初心者のころはゴロフが一番」と言われるぐらい、ボールを上げることに意識を強く持つより、むしろトップしてもいいから前進していったほうがスコアがまとまります。
「トップ」と「フック」はほぼ同数の結果となりました。
みんなのデータまとめ
今回は「男性ゴルファー100人」の生の声をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
これからゴルフを始める方も、すでに始めていてスコアに悩んでいる方も、ぜひこの結果を見てご自身のプレーに活かしていただければ幸いです、