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パーシモン?メタル?ゴルフの起源・歴史からドライバーの進化を探る

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パーシモン?メタル?ドライバーの進化に隠された秘密

 

快音とともに青空にス~~ッと吸い込まれていくボールは気持ちが良いですね。

なかでもドライバーは野球のホームランの倍以上の距離をスッ飛んで行くのですから気分爽快です。

 

ドライバーが飛ぶとゴルフはとても楽です。

ドライバーの次はショートアイアンという繰り返しになれば、その日はきっと自己ベスト更新となりそうですが、ゴルフはそれほど甘いものではありません。

 

でも最新のドライバーはどういう過去を辿って今の高性能になったんでしょうね。

今回はゴルフの歴史を紐解きながら、ドライバーがどんな過程で進化してきたかを振り返ってみたいと思います。

 

進化したドライバーはどこまで記録を伸ばせるのか?

進化したドライバーはどこまで記録を伸ばせるのか?

 

南出仁寛さんという方をご存知でしょうか?

ご存知ない方でも漫才コンビ「オール阪神巨人」の巨人さんの息子さんといえばお分かりかもしれません。

 

ドラコン(Driving contest)プロとして活躍中で、2006年に叩きだした408.4ヤードは日本記録です。(2017年現在)

 

南出さんはオーストラリアにゴルフ留学して腕を磨きましたが、いまだゴルフのツアープロにはなれません。

これだけ飛ばせてもプロになれない・・・、その辺がゴルフの不思議といえば不思議です。

 

ちなみにギネスに登録された世界記録はマイク・オースチン氏の515ヤードです。(2016年現在)

1974年の全米シニアオープンで出た記録ですが、オースチンさんはこのときなんと64歳でした。

 

ギネスの公認ではありませんが、2007年にマイク・ドビンさんが記録した551ヤードが今のところベストなようです。

 

ここまで飛距離が伸びたドライバーですが、ここに至るまでは色んな紆余曲折がありました。

 

ゴルフの起源にまつわるお話

 

紀元前200年ころ、大ローマ帝国が周辺諸国を征服したころ、「パガニカ」という遊びがあり、有名なクラウディウス・アルビヌス将軍も夢中だったという記録が残っています。

ローマ帝国の遠征が続き、ヨーロッパ全域に広まり北部のオランダやベルギーなどにも伝わりました。

 

過去に調べた範囲で個人的にもっともゴルフが今の形に近い起源だと思えるのは、1200年当時のオランダです。

その様子を描いた絵画が数枚あり、その競技名が「ヘッド・コルベン(またはフットコルフェン)」という歴とした球技でした。

 

そして最も興味深いのは、彼らが使っているスティックがなんと今のクラブそっくりなデザインで、ゲームはその後別名で”コルフ”とも呼ばれていました。

 

近年になってボールを製造してスコットランド向けに売っていたという、貿易商の取引書類が発見されました。

いまやオランダがゴルフに浅からぬ縁があったことから、ゴルフ発祥の地としてクローズアップされています。

 

ボールの発展がクラブの進化をリードした

 

ゴルフの発展の歴史を見ると、はっきりしていることはボールの発展があってクラブが追従したという流れになっています。

その意味でも1848年に発明されたガッタ・パルチャー(別名ガッティ=Guttie)は急速な進化を呼び込みました。

 

1901年にいわゆるハスケル(Haskell rubber-core ball)といわれるゴム製糸巻きボールの出現に繋がりました。

それまでは皮に羽毛を詰め込んだボールですから、むしろ木製クラブがマッチしていました。

そこへハスケルが登場して一変したのです。

 

メタルウッドの登場⇒チタンドライバーへ

 

1912年ついにスチールシャフトが登場します。

ガッタボールは硬いので鉄製のクラブが合っていたのでした。

 

打ち方もガラッと変化しました。

鉄製のアイアンはダウンブローに打つことで、ターフを取る打ち方が効果的だとわかってきたのです。

 

1967年にツーピースボールが発明されると1968年にすかさずキャビティバックという鋳造製アイアンがPingによって開発され、1979年、メタルウッドをTaylor Madeが開発し世に出します。

続いて1991年にCallaway Big berthaのオーバーサイズドライバーの開発という矢継ぎ早の進化が、1995年の今に伝わるチタンドライバーに繋がってきました。

 

1998年にはアルミヘッドのドライバーもありました。

 

今や高価なアンティーク・クラブ

ゴルフ黎明期に使用されたゴルフ用具は、今でも”アンティーク・クラブ”として残されています。

 

シャフトはヒッコリー(クルミ科)、トネリコ(モクセイ科=日本原産)、ハシバミ(ブナ系)、リョクシンボク(クスノキ科=緑心木)、レモンノキ、ランスウッド(ウコギ科)などがあります。

クラブヘッドはリンゴ、ナシ、モモ、チェリー、柿、ウメ、バラが使われていました。

グリップはヒツジ、ブタ、ウマ、ウシ、カモシカの皮製でやや厚みのあるものです。

 

クラブは通常は8本から12本用意してプレーしていました。

実際のプレーで使用していたのはドライバー、スプーン、木製のニブリック(今のショートアイアン)1~2本、木製のパター1本で、残りはスペアでした。

 

ヘッドの裏側に溝を掘りこみ、溶かした鉛を流し込みました。

この鉛がヘッドに重さを与えて飛距離を、その入れ方で打感とバランスを調整したのです。

 

ソールは地面に擦られて傷ついたり減るためにヤギの角などを貼ります。

今でもヒッコリークラブの愛好者はサークルを作ってラウンドを楽しんでいます。

 

ヒッコリーのドライバーは今のクラブより15~20%程度飛距離では敵わないものの、木製のぬくもりは打球音も柔らかく、プレーヤー同士の会話も自然と弾んでとても良い触れ合いができるそうです。

 

【ギア効果】バルジ・ロールの発見によって格段に飛距離アップ

 

近年のドライバーは、多少芯を外してもある程度は飛ぶような設計がなされていますが、その元になるひとつはギア効果です。

ギア効果についての詳しい説明はこちら

 

バルジとかロールという言葉がありますが、簡単にいうとフェース表面に施した丸みのことです。

水平方向の丸みはバルジで上下方向はロールといいます。

 

ギア効果とは、インパクトがヘッドのセンターをそれた時は重心との間でモーメント(ねじれ)が生じます。

バルジがあると相対する反対方向の力がボール側にも生じます。

 

クラブヘッドのトウ側(先)に当たるとボールにはフック回転が、逆にヒール側に当たったボールは自動的にスライス回転が生じるようにできています。

 

バルジ効果の元祖「バルジャー・ドライバー」

このバルジ効果の元祖は1874年スコットランドで生まれ「バルジャー・ドライバー」と呼ばれました。

また今の手法のように、ヘッドの穴にシャフトを差し込むやり方もそのころに生まれ、当時は木に穴を開けて接着剤で固定するソケット方式として流行しました。

 

その他面白い発見もありました。

 

1600年後半に沈没したオランダの貨物船がサルベージされた時、なんとその積み荷の中から金属製のゴルフクラブが発見されたのです。

この数本クラブは形状が現代のものと大きく違っていて、断面が3角形の中空構造で、中に木を詰めていた様子があるというのです。

 

アイアンという語源も、このクラブが金属であったことからきているという説があります。

 

進化するドライバーとゴルフの歴史まとめ

 

かつてドライバーなどのシャフトがウッド製だった頃、スイングの要領が悪いと年中クラブを破損していました。

ねじりに弱いのでヘッドをリストでターンして打つとすぐに壊れ、お金もかかっていました。

 

そのかわり、大昔のゴルファーは自分でシャフトやクラブを作ったり修繕していました。

だからゴルフの腕前とその技術はひとつのセットでした。

 

その後、ドライバーも工業生産品になってガクッと安価で入手でき、ゴルフファンのすそ野を広げる大きな力になりました。

ドライバーの基礎知識と失敗しない選び方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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