ゴルフは何百メートルも離れた位置から直径10cm程度のカップに向かってボールを打つ競技です。
カップまでの道中にはコース設計者が仕掛けたハザード(罠)が張り巡らされており、それをうまくすり抜けてより少ない打数でカップインさせることがゴルフの醍醐味のひとつでもあります。
とはいえ、罠はプレーヤーが良く打つ場所に仕掛けられていることが多く、場合によっては脱出不可能なこともあります。
ゴルフは「あるがままに打つ」ことが前提とされ、基本的にはどんな場所からでも打つことができますが、場所によっては怪我をしてしまうこともあります。
そうならないように「救済」の意味も含めて、「こうなった場合はこうしましょう」とゴルフでは様々なルールが設けられています。
また、最近ではプレーの進行を早めるための救済ルールも設けられました。
基本的には難しくないゴルフルールですが、赤杭や黄杭の違いなど初心者のうちは戸惑ってしまうこともありますので、シチュエーションや実際に合った事例をもとにまとめてみました。
ティーグラウンドで良くある10の事例
ティーグラウンドは1ラウンドで18回必ず回ってきます。
特に最初のティーショットは緊張がピークに達しますので、思わぬミスが出るのもティーグラウンドです。
そんなティーグラウンドではどんなルールがあるのでしょうか?
そもそもティーグラウンドとはどこからどこまでなのか、ティーアップするときのルールなどを学ぶことができます。
スルーザグリーンで良くある10の事例
スルーザグリーンとはゴルフコースのうち「OBの外や池・バンカーなどのハザード、ティーグラウンドやグリーン」を除いたすべての場所の事を指します。
スルーザグリーンでは実に様々な事件が起きます。
OB杭にボールがくっついてしまった時や側溝にハマってしまった時などの対処や、誤って同じボールを使っていた同伴者のボールを打ってしまった時など、前編・後編に分けて20の事例で説明をしています。
ウォーターハザードで良くある10の事例
ゴルフ初心者が一番間違えやすいルールがウォーターハザードの杭の色です。
黄色い杭が示す場所のことを「ウォーターハザード」、赤い杭を「ラテラル・ウォーターハザード」と呼びます。
それぞれ入った場所によって救済措置のルールが変わりますので、以下のリンクで学びましょう。
パッティンググリーンで良くある10の事例
ゴルフスコアのおよそ4割を占めるパッティンググリーン。
スコアの良し悪しを決める最大の難所で、非常にデリケートな場所でもあります。
グリーン上でしてはいけないことは「プレーのヒントになること」と覚えればよいのですが、具体的にはどのようなことがアドバイスに当たるのでしょうか?
バンカーで良くある10の事例
バンカーではショットする前にクラブソールを地面につけてしまうと罰を受けるということはかなりのプレーヤーがご存知のようですが、何故地面につけてはいけないのか?
また、バンカー内に振れても良い時は一体どういうシチュエーションなのか?
以下をお読みいただければしっかりと理解していただけると思います。
初心者ゴルフルールのまとめ
いかがでしたか。
今回は合計60の事例をもとに、シチュエーション別に対処方法をまとめてみました。
冒頭の通り「ゴルフルールはプレーヤーの救済措置」のために作られているものであって、「決してプレーヤーを陥れるために作られているのではない」ということをご理解いただけたのではないかと思います。
また、ゴルフは「あるがままにプレーをする」という観点から、OB以外からは「打てる」と判断したならばそのまま打っても構いません(いくつかの注意点はあります)。
しかしそれが叶わない時は、ゴルフルールによって救済をしてもらえるということを覚えておきましょう。
ゴルフルールは知っていると、それだけで自分のプレーを有利に進めることができますし、そもそも「ゴルフは自分が審判である」ということも念頭に入れ、しっかりとゴルフルールを覚えておきましょう。