プロゴルファーの練習も、昔と今は全く様変わりしましたね。
1打でも少なくしようという気持ちに変わりはないものの、彼らの練習風景は全く異次元のものになりました。
一番感じるのは練習器具です。
今のシニアプロの方々は全く使ったことがないという方までおいでですが、いまや優れた練習器具が矢継ぎ早に世に出て、若いプロほど積極的に使っています。
アメリカでは毎年ゴルフ練習器具の大フェアが開催され、数十万人のファンが集まります。
それだけ性能に優れ、プロゴルファーたちも効果を認めてきた証拠でもあります。
初心者の方が上達するのは確実な方法で基本を学ぶことに尽きます。
今回はキーパーソンの「トレーナー」という練習器具に焦点を当てました。
この練習器具は安価なのに非常に優秀な性能を持っています。
キーパーソントレーナーという器具をまだお持ちでない方に、最新の情報とその良い点をわかりやすくご紹介していきます。
練習器具を使って基本を身につけないとクセのあるスイングになる
松山英樹プロや宮里藍ちゃん効果で、若い世代の方々がゴルフコースにたくさん集う光景が目立つようになりました。
年齢が若いと運動神経が新鮮なだけに、上達のペースがとても速いように感じます。
でもそう手放しで喜んでばかりはいられません。
じつは柔軟な運動神経の方ほど悪いクセはすぐにつきます。
ゴルフでは、いったん悪いクセが固着してしまうと修正に時間と労力がかかります。とにかく悪いクセの困ったところは、本人が全く気づかないので厄介です。
そういう意味でも、スイングの基本に適った正しい感覚を身につけることは、100切りのためには必須のお約束となります。
今回登場したキーパーソントレーナーをはじめ、最新の練習器具はそのことを念頭に作られているものがたくさんあります。
ゴルフはまず基本を知ること→練習器具など使って体に教えること→良いクセとして自分のものにするという手順が大事です。
スライスに悩む方にもピッタリの練習器具です
ゴルフを始めると多くの方がスライスに悩みます。
これもある意味自然の法則に適っています。
身体がターゲット方向に構えるということは、クラブを振るときに「フェースが(ターゲット方向に対し)直角に当たらないとまっすぐ飛ばない」と誰でも考えます。
しかし、その直角に当てる感覚は初期段階では体が覚えていないため、ついフェースを開いてしまうのです。
開くことを中和させようとすると振り抜きが体に近い方に引っ張り込むため(いわゆるアウトサイドイン)、強いサイドスピンが掛かりスライスになります。
キーパーソントレーナーは正しいゴルフスイングを覚えるために作られたもので、クラブヘッドが手首を追い越す感覚や正しいグリップの握り方を学ぶことができるため、スライサーにとって心強い味方になります。
1本970gという重さ
キーパーソントレーナーは1本の重さが約970グラムあります。
これはクラブ2本分を超える重量で、力任せにスイングすることができません。
ダウンスイングによる勢いがそのまま強い遠心力となり、体全体で振らないとフラついてしまうぐらいです。
ゴルフは無茶振りしたり、力感あふれるスイングではうまくならないものですから、この重さの感覚はかならず体で覚える必要があります。
ゴルフ練習器具がない時代にはクラブを2本持って素振りを繰り返しましたが、これ1本でスイングのリズムとタイミングは簡単に身につきます。
グリップが無理なく自然に矯正できる
キーパーソントレーナーはノーマルグリップと矯正用トレーニンググリップの2種類が用意されています。
すでにグリップのことは心配ない方や、極端なストロンググリップ、あるいはベースボールグリップなどで固まっている方はノーマルグリップを選ぶと良いです。
矯正用トレーニンググリップはまだ正しいグリップにたどり着いていない方や、スライスやフックの悩みをお持ちの方に最適です。
フッと自然に握っただけで、スタンダードな基本グリップが感じられ「あぁ、これでいいのか」ということが解ります。
グリップはゴルフの基本ですから、スタンダードなものがわかってから個性を加えるというのが正しい手順で、最初から個性があるのは単なるクセにすぎません。
その点の矯正はこのトレーナーのグリップで簡単に矯正されます。
シャフトの先端までバランスを考えて作られている
スイングは安定した反復性のないものではスコアも安定しません。
その点を考慮して素振りを繰り返すと、スイングでポイントとなる下半身や背筋・胸筋の鍛錬になり、軸がブレないでヘッドスピードを上げることに繋がります。
特にアイアンは直接ターゲットを狙うショットで、安定した距離と方向の精度が結果に直結します。
キーパーソントレーナーを使うことで、トップの位置からの切り返しやスイングの力の入れ具合が理解できるようになります。
フェースローテーションが一目でわかる
特に関心を寄せたのが「スイングのチェックライン」です。
とても目立つアイディアで、ほかの器具に併用されることが少ない優れたところです。
アドレスをするとシャフトに引かれた中心線が正面に見えます。
ゆっくりバックスイングをしシャフトが地面と平行になるとき、横目で見るときちんとフェースの向きと胸の角度が揃っているか確認することができます。
インパクトではアドレスの位置と変わらないところに戻り、フォローでは先ほどのシンメトリーになることが解ります。
フックやスライスで悩まれている方は、インパクト時点でアドレスの開きに戻っていないことがわかるはずです。
また、フェースには白い線で2つの円が描かれています。
アドレスをするとこの円は眼に入ります。
これはゆっくり素振りをすると、まるで線を引くような感覚で眼に残像が映り、そのラインがスクエアの再現性に大きく役立ちます。
これを繰り返すことでクラブヘッドが通過する意識を養うことは、スイングイメージが一定するという大きな効果があります。
時と場所を選ばないのが最大のポイント
ゴルフ上達の決め手は練習時間です。
月に1度のラウンドでも、ゴルフ以外の時間にどのくらいの練習をしているかは、直線的に上達のスピードとなって現れます。
週に一度打ちっぱなし練習場に行く方も、このトレーナーで毎日5分、30~40回の”ゆっくり素振り”をしてみてください。
短時間でも毎日繰り返すことで、身体にスイングの基本が入り込めばそれだけで必ず上達していきます。
この練習器具は長さがたった62cmしかありません。
つまり振る場所や時間を選ばないということで、打ちっぱなしに行けない方や仕事を持っていて多忙な方も、冬でも真夏でも室内で練習できるという長所があります。
キーパーソン・トレーナー練習器具のまとめ
初心者の方におススメと書きましたが、実際にはもっと中級者から幅広く利用できます。
例えばボールの飛距離がでなくなったり、曲がり癖が修正できないという方にも最適です。
このキーパーソントレーナーという練習器具が、忘れかけていた基本に立ち戻る手助けになります。
特にそうしたお悩みの大部分はグリップに問題があります。
この商品の長所である矯正グリップならクセのないスイングが身につくでしょう。