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ゴルフミスショットの原因・理由と3つの対策/失敗こそが名コーチ!そこから何を得るかが重要

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ゴルフにつきものである「ミスショット」

せっかくグリーン花道まで2打で来たのにアプローチはザックリ、続く4打目はダフリが怖くてトップ… グリーン奥からようやく5オン。

なんてことを繰り返してしまうと「本当にゴルフのセンスが無いなぁ」と落ち込んでしまいます。

 

でも今日から落ち込むのはやめにしましょう。ミスショットはアナタのレッスンコーチであり、上達を助けてくれる良きパートナーなのですから。

 

今回は

  • ゴルフのミスショットはなぜ発生するのか?
  • そもそもどこからがミスショットなのか?
  • ミスショットを未然に防止する対策方法

について徹底的に解説をしていきます。考え方、意識が変わるだけであっと驚くほど上達のペースは早まります。

 

ミスショットはなぜ起きるのか?

 

ミスショットが発生する理由は主に3つあります。

  1. 緊張やプレッシャーにより本来のスイングが出来ていなかった
  2. ライや傾斜などを計算に入れていなかった
  3. 練習不足で再現性の高いスイングができていなかった

失敗する原因を3つ挙げてみましたが、実はミスショットと一括りにしてしまいがちな「似て非なるショット」も失敗と捉えてしまうことが上達への妨げとなっています。

 

「ミスショット」に対する誤った考え方

ひとことでミスショットといいますが、ゴルフを始めたばかりの方ほどミスショットとそれ以外の区別がついていないようです。

ミスショットとは「自分の能力の中でイメージと異なったボール」が出た時です。以下はミスショットではありません。

  1. 過去に経験したことがない傾斜地や特殊なライなどからのショットがうまくいかなった時
  2. 練習場でも打ったことがない難度の高いインテンショナルなショット

例えば池を避けて打ったこともないハイドローにトライしたとか、20mもある高い木を越えて100ヤードのアプローチに挑戦した時もそうですね。

自分のレベルで打てるはずのボールが打てなかったときのみミスショットといえます。

 

ミスショットの許容範囲を考える

もうひとつ大事なことは、ミスショットには程度といいますか幅があります。

プロゴルファーでもかなりの割合でミスショットをしてしまいますが、初心者とのミスの違いは、許容範囲(リカバリー可能)に収まっているかどうかです。

プロの場合は高さが思ったほど出せなかったとかスピンを掛け過ぎてしまったなどで、初心者の方はスイートスポットを外したことが大半のミスに繋がっています。

 

 

たとえば

  • 5割の確率で狙い通り
  • 3割の確率で引っかける
  • 2割の確率でダフリ、トップ

といったクラブがあるとします。この場合「5割をミスショット」とするか「2割をミスショット」とするかがどうかが許容範囲を考えることに繋がり、また自分の許容範囲を知ることでコースの攻め方も変わってきます。

 

ミスショットがレッスンコーチ?

 

いかなる名手であろうと、ミスショット経験がない人物は古今東西一人として存在しません。そういう意味でゴルフは”ミスのゲーム”といえます。

 

ミスショットと一言でいってもテイストは様々です。その「ミスの程度」がゴルファーのハンデを決め、すべてのケースで異なるからです。

初心者の方が一流プロのショットを見て、「どこがミスなの?」と感じるときも、打ったプロ自身はイメージとのズレが少しでもあると脳内でミスを感じます。

設計図通り100点満点でイメージが完成することはまずないので、”完璧に芯食った”と感じるのはプロでも数十ショットに1回程度かもしれません。

 

だから初心者がミスショットするなんて当たり前なんです。そのことを必要以上に悔んだり、後に引きづるなんてもったいない。後悔するだけならせっかくのミスショットも栄養になりません。

せっかくのミスを役に立てましょう。ミスショットはあなたに無言で教えているのです。

 

飛んで行ったボールがあなたに伝えようとしていること

カツ~~ンとトップしたら、腕が縮まっていなかったか、あるいはスイングに力加減していなかったかを疑ってみます。

ザックリと大ダフリした時は、グリップの位置よりヘッドが先に行っていなかったか、上げようという心理が強くなかったかなどの原因が考えられます。

チーピンやドスライスも先ほどのファルドの話の通り、チーピンやスライスを嫌がって体が逃げていなかったか、アライメントそのものが間違っていないかの分析が必要です。

 

これらの分析は、コースに出てラウンド中に初心者の方が行うのはかなり難しいものです。

ではどこでチェックするのかというと、打ちっぱなし練習場などが最適です。単に球数だけ消化するなら中身の濃い練習にはなりませんし、お金ももったいない浪費になるでしょう。

ミスショットの考え方がしっかりしていれば自分のミスの傾向がわかります。つまりそれがクセなんですね。

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ミスショットを無駄にしないという考え方

ミスショットが続く方ほど以下の点をスルーしがちです。

  1. ミスの分析力(次回のヒントを得る)
  2. 修正能力(考え方と応じ方)
  3. 記憶能力(ミスに学んだ引き出しが増える)

ハンデの多い人がエネルギーを「悔恨」に費やしている間に、上級者は①~③を毎回積み重ねていきます。悔しがるばかりで早く忘れようとするのはソンなんですね。

とかく初心者時代は「スコアだけ」になってしまいます。

いつまでもクヨクヨする人は、上達を止めるブレーキを踏みすぎているタイプです。終わったことはサッと切り替えらるメンタル・トレーニングをするとしましょう。

 

ミスショット対策

 

それでは具体的にミスショットを少なくするための対策について解説をしていきます。

  • 自身のレベルを理解する
  • クラブの基本を理解する
  • 常にリズムを気にかける

この3つが合わさることで圧倒的にミス・失敗は少なくなっていきます。

 

自身のレベルを理解する

さきほどの「ミスの許容範囲」を知ることで、もし狙い通りにいかなくても「自分のレベルならOK」となり、それはミスショットではなくなります。

常に100%満足が行くショットを打つことなどプロでもできない芸当なのですから、ムリに自分のレベルを上げる必要はありません。

 

「この弾道であの地点に落ちるのが理想だけど、何割かはあっちに飛んでしまうな」

といった感じで構いません。また「もしこうなってしまったら完全にミスショットだな」とミスかそうでないかの境界線を自分なりに作ることが大事です。

 

クラブの基本を理解する

初心者の方のダフリのミスの大半は、考え方の基本にあります。

たった一つ「ゴルフではティーグラウンド以外で、下からすくうショットはない」という知識不足です。

ゴルフって不思議なもので「上から打ち付けるほどボールが上がる」んですよね。それはロフトという構造があるからという基礎知識さえ持てば解決します。

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また、アプローチを難しく考える人はミスします。

状況的に距離がいらないアプローチでは、できるだけ簡単な打ち方を選ぶのがセオリーです。

第一に考えること=転がしが利かないか?

パターが一番で、次にロフトが立っている7~9番も選択肢になります。

 

最初からプロのように、サンドウェッジでカッコよくふわっと上げて打つことのみと考えるなら芸域が狭すぎます。ゴルフはなぜたくさんクラブがあるのか、やさしい打ち方がすべてに勝ることを知っておいて損はありません。

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常にリズムを気にかける

見える範囲にOBや池などのハザードがないホールでは、何の問題なくバシッと打てる方が、ひとたび目に入ってしまうと必ず打ち込んでしまうのはなぜでしょうか?

それは確実にメンタルが原因です。

ひとたび池やOBを気にし始めると「あの場所には打っていけない」という気持ちが働いてしまいます。

 

人間の脳は否定するのが苦手です。

たとえば「リンゴを思い浮かべないでください」と言われたらどうでしょう?リンゴのことばかり考えてしまいませんか?

このように頭の中がハザードばかりになってしまうので、吸い込まれるようにその方向に打ってしまうのです。

 

またこういう状態になってしまうと、体はいつものように動かなくなってしまいます。

そんなときはリズムよく数回素振りをして、同じリズムで打つことだけに意識を集中してショットに臨んでみてください。

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打つ前のイメージが重要

 

さきほど「リズム」についてお話をしましたが、これは「脳に良いイメージを植え付ける」ためのメソッドです。

実際のゴルフ場では練習場以上の良いショットが出ることはまずありません。良くてイーブン、通常はそれ以下です。

これをなるべく練習場でのショットに近づけるためには「どんなショットを打つのか」といったイメージがとても大切です。

 

シンプルなゴルフ脳ならもっとゴルフが楽しくなる

人間は欲張りな生き物です。

「この1打で乗せればパーオンだ」とか「最終ホールボギーでも100が切れる」などという考え方をしてしまいがちですが、これらは逆に自分のスコアメイクの敵になるだけです。

1打1打をもっとシンプルに考えることから始めましょう。

 

そもそも相手は動かないボールです、すべてあなたの言いなりになるはずです。

ボールに立ち向かったらやさしい気持ちになり、体からリキミを捨て「等身大の自分」と向き合います。どう転んでも自分の力量以上のショットは打てないのです。過大も過少も、以上も以下もありません。

 

軽く素振りをしながらでも、打ったボールが飛んで行くイメージを作ります。

ジャック・ニクラウスは映画の中のシーンのようにと、タイガーは目の前の景色を絵だと思ってその中に溶け込ませるようにとアドバイスをしています。

そういう意味では、ミスショットを防止する前段階で、豊かなイマジネーションが大切であることがわかります。

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ミスショット後の対応

「ミスショットはレッスンコーチ」という言葉を使いましたが、それは次に同じようにシチュエーションがやってきたときのアドバイスであって、ミスはミスですから消え去ることはありません。

それではミスショットをしてしまった次の1打はどうすれば良いのでしょう?

 

道中に起きたミスに奇跡は起こらない

  • ティーショットがとんでもない深いラフに入ってしまった
  • 極端な傾斜地に止まっている
  • 林の中に突っ込んでいったけれど…

ミスを認めたくない気持ちがある人には、次打にキツ~イ”ノルマ”が待っています。

ミスをなんとか取り返そうとし、深いラフであろうとアゴの高いバンカーだろうと、無理やりグリーンに届くクラブを持ちます。

林の中から練習場でも打ったことがない、低いインテンショナル・スライスを打とうとしてドツボにハマります。

 

ミスはミスとして認め、さらに1打払っても次打に賭けるキップの良さが大切です。

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ゴルフはミスショットをどう理解するかがポイント

「穴に入れるまでに何回ミスしたか」を競うのがゴルフです。

ものすごく雑駁な表現が許されるなら、パーという基準値に対しミスショットとペナルティの数を加え、そこからバーディやイーグルのご褒美を減算したものがあなたのスコアです。

 

初心者の方は早くうまくなりたいと願っています。ならば最初に「ミスショット」を悔むことなどせず、ガッシリと受け入れる気持ちが必要です。

そうか、そういう計算が成立するなら見方を変えてみよう、ミスショットこそ自分専属のコーチなのだとスイッチすればいいのです。

 

ミスショットするたびにしょげ返っているだけではその方の上達ペースは各駅停車になります。

ミスショットについて、ミスとの付き合い方と考え方でスコアが良くなったり悪くなったりすることは間違いありません。

 

最後に、ゴルフではあまり一喜一憂することを避けるべきです。メンタルの抑揚の高低差が大きいのはソンです。

朝から「昨日の打ちっぱなしでは完璧だったからね」とか、「今の調子なら当然○○くらいのスコアは出せる」などと過度に期待すると、たった一度のミスショットが必要以上に致命的なダメージを与えます。

途中まで順調にいっても、突然乱れるのはこのタイプのゴルファーです。

 

リズムを崩すととことん修正が利かなくなるのもまた、ゴルフのひとつの特徴です。仲間と談笑しながらフラットな気分で楽しむなら、ミスの分析も次打の対応も記憶にとどめる余裕ができます。

ゴルフはたった1度のミスがどうこうというスポーツではありません。

初心者の方はほぼすべてがミスなのですから、「ミスも一緒に笑って楽しんじゃう」なら上達の助けになります。

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