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バックスピンの利いたアプローチってどう打てばいいの?ワンバウンドしてからギュギュッと戻るアプローチの打ち方

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スピンの利いたアプローチの打ち方

 

今回の記事は「スピンの利いたアプローチを打つ方法」についてです。

 

プロのトーナメントを観ていて一番驚くのが、グリーンへ放たれたボールがピンをオーバーしてからギュギュっと止まり、そこからさらにバックスピンでピン方向へ戻っていくショット。

カッコいいですよね~。

初心者であろうとなかろうと、あんな止まって戻るボールが打てたら気持ちいいだろうにと思います。

 

アプローチショットの達人として有名なフィル・ミケルソン。

彼のボールは、まるでゲーム「みんなのGOLF」のようにピタッと止まるので、何かボールに細工でもしているんじゃないかと思うぐらい不思議です。

 

フィルのようにカッコいいアプローチショットを打つにはどうしたらよいのでしょうか?

スピンの効いたアプローチショットを習得するための「知識」と「コツ」について解説していきます。

 

スピンの利いたアプローチ、スピンの知識

アイアンの構造と種類

 

そもそも、スピンとかバックスピンは意識してかけなくてもかかってしまうものです。

むしろ、サッカーでいう「無回転シュート」などはゴルフでほぼムリと言えるでしょう。

 

「フライヤー」という回転の少ないショットがありますが、あれは一定の条件がないと打てないショットです。

ゴルフのショットではボールを無回転、あるいはオーバースピンをかけるほうが大変なのです。

 

①バックスピンはかけるものではない!

クラブには刻まれた横溝があります。これをスコアライン(Score line)と呼びます。

別名はスコアリング(Scoring)で、溝そのものはグルーブス(Grooves)と呼びます。

溝はU溝とV溝とがあり、ルールで規定があります。

 

この溝によってボールにバックスピンがかかります。ボールと接触して摩擦が起きますからね。

ゴルフはショットすればスピンがかかるもの、ボールは止めるものじゃなく止まるような構造に初めからなっているのです。

 

スピンは「かけるもの」というより「コントロールするもの」と覚えておきましょう。

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②サイドスピン、バックスピン、ライフルスピンの関係

クラブの振り方にはアウトサイドイン、インサイドアウト、インサイドインがあります。

またクラブのフェースにはオープン、スクエア、クローズがあります。

横方向のスピン(サイドスピン)はすべてはこの組み合わせ次第であることになります。

 

例えばオープンフェースでアウトサイドインに振ればボールには右回転がかかります。

そこにターゲット方向の回転、つまりバックスピンが加わりボールの弾道が決まります。

この2方向の回転に、風などの影響で加わるスピンをライフルスピンと呼びます。

 

この中でゴルフボールの弾道(高さ)に一番関係してくるのがバックスピンです。

バックスピンには「揚力」という空気抵抗を利用して浮き上がろうとする飛行機の離陸時の主翼のような力学的関係があります。

 

③スピンと飛距離の関係

ドライバーで理想的な飛距離を求める時のデータがあります。

 

まず、打ち出し角度は11~12°が最もよく、その時のスピン量が2,000~2,500RPMが最適とされています。

しかしこれは無風の中での基本的な科学的統計なので、実際のコースではほかの要素も入ってくるでしょう。

 

また、スピン量が低いと落ちてからのランが稼げるようになります。

そんなこともあって、最近売り出されているボールは低スピンを売りにしていうものが多く販売されています。

 

アプローチはスピンコントロールが命

アプローチはスピンコントロールが命

 

前述しましたが、バックスピンは「かけるものではなくコントロールするもの」です。

 

1900年初期に登場し、プロで最初に100万ドル稼いだウオルター・ヘイゲンがこんな奥深い言葉を遺しました。

「アプローチが直接カップに入るのは単なるまぐれ。カップにデッドに止めるのが本当のグッド・ショットだ」

 

つまりアプローチで狙った場所に落とし、コントロールされたバックスピンでピタッと止まるショットこそがグッド・ショットだということです。

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簡単なバックスピンのなかけ方

それでは一番やさしいバックスピンのかけ方についてです。

 

①構えはオープンスタンス

構え方として、左足を開いてオープンに構えるのがいちばんやさしい打ち方です。

クラブが外から(アウトサイドイン)入りやすくなるので、ボールを切り(カット)やすくなり、その分バックスピンがかかりやすくなります。

 

②クラブフェースもややオープンに

構えたらクラブのフェースはすこし開き、角度はスタンスに同調させます。

開く角度が大きいほどカットしやすくなります。

ただし開きすぎるとクラブネックに当たりシャンクしやすくなるので、気持ちトゥ側に当てる気持ちでスイングすると良いです。

 

③フェースの向きはターゲット方向

続いてフェースの向きを確認します。

構えがオープンスタンスなので自分から見てフェースが右を向いているように見えますが、フェース方向にターゲットがあればOKです。

アウトサイドイン気味のスイングとなるので、ボールにはサイドスピンもかかりやすくなります。

この場合、ややターゲットより左側を狙うと良いです。

 

④グリップはハンドファースト

グリップは左の太ももの前に持ってきます。

いわゆるハンドファーストにしないとヘッドがうまく抜けてくれません。

あとはスタンス通り、素直にスクエアにスイングします。

 

⑤クラブはしっかりと手入れを!

バックスピンは「ボールがフェースを駆け上る」ことにより発生します。

もちろんフェースの溝があって初めてバックスピンがかかるわけで、溝に異物が詰まっていたり錆びてしまっていてはクラブ本来の能力を引き出すことができません。

また、長年使っていると溝に丸みがついてきてしまうので、定期的にメンテナンスをすることをオススメします。

 

市販でフェースの溝を購入時のような角ばった状態にできる商品もあるので、ひとつはバッグに忍ばせておくと良いですね。

 

なお、溝についてのルールは適宜変更がありますのでご注意ください。

クラブの溝についてのルール(外部サイト)

 

バックスピンのコツ~動と静

続いてはバックスピンのコツについてです。

アプローチのような距離もパワーもいらない細かい作業では、体の部位の使い方ひとつでミスショットが生まれてしまいます。

動かして良い場所といけない場所をしっかりと覚えておきましょう。

 

下半身・・・不動(砲台です。1mmでも動いたら失敗と心得ます)
体幹・・・・不動で回転もさせません。
アタマ・・・目玉以外動いたら狙った落としどころにはいきません。
視線・・・・アドレスで作った左目とボールの一点を結んだアイ・コンタクト・ラインをずらさない。

クラブの始動からフィニッシュまで、上記4か所は動かさないように気を付けます。

 

両腕・・・・壁にかけたハンガーのように、吊元は動かずにゆったりとシンメトリー(左右対称)で揺らします。
手首・・・・テーピングしたかの様に固め(握力は不要)、通常の手首の返しは厳禁です。

手首の使い方はパッティングと変わりません。

 

アプローチショットは距離もないのでコックを使う必要はありません。

 

さらにレベルの高いバックスピンをかけるには

前記のように体の動きを単純化させると、もう一つ上のテクニックが可能になります。

 

バックスピンは先ほどから解説しているように、フェースの溝でボールの表面を擦って生まれるものです。

しかも、フェースのどこに当たるかでもスピンの強弱が変わってきます。

一般的には、最初の用語の解説で述べた溝=グルーブス(Grooves)の下から3~5本目が最適だといわれています。

 

これは通常の数値で、サンドウェッジなどはメーカーによってスピン量は変わります。

PW、AW、SWは同じメーカーでないと簡単な比較はできません。

もし自分のクラブでウェッジごとにメーカーが違うなら、何度も練習してクセを掴んでおく必要があります。

 

バックスピンに重大な影響を与えるヘッドスピード

バックスピン量はヘッドスピードにほぼ比例します。

ヘッドスピードが速いほど回転数が上がりかかりやすくなります。

 

効率的なかけ方のひとつとして、ダウンスイングでヘッドをリリースしてから加速するとよりスピンが強くなります。

ボールに接触した瞬間のスピードがカギだということになります。

 

先ほど出てきましたが「フライヤー」というスピンに関連したボールがあります。

これは深いラフなどで起こることがあります。

クラブとボールの間に草が挟まるため、溝効果がなくなってしまうために起こります。

回転の極端に少ないボールは通常の20~30%増しの距離を飛んで行きます。

プロが9番アイアンで180ヤード飛ばすことなどざらにあります。

 

ただ、フライヤーはヘッドスピードが45m/s以上でない方はほとんどかかりません。

 

スイング軌道によるバックスピンのかかり方

バックスピンのかけ方というと、あらかたの教科書には「ダウンブロー」と解説されています。

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もちろん、ボールに当たる前に地面を叩いてはスピンが掛からないどころかダフリになります。

 

この理論に間違いはありませんがライ次第で見かたも変わります。

例えばきれいに刈りこんだフェアウェイなどでは、むしろ下からシャロー(横から掃くよう)にクラブを差し入れる打ち方もあります。

芝草がフェースに挟まらない時は、むしろこの方が強いスピンになります。

 

バックスピンの打ち方、まとめ

バックスピンは意外と簡単にかかることがご理解いただけましたか?

バックスピンをかけるという意識よりも、そのくらいのスピン量をボールに与えるかということの方がアプローチショットでは重要になります。

 

バックスピンを上手にコントロールするためにはスイングの「リズム」をつくることです。

丸山英樹プロのレッスン教室も、中島常幸プロのアカデミーにもメトロノームが必ずおいてあり、練習生は日々使って体に教え込んでいるそうです。

あの柱時計の「チックタック」というリズムをイメージしていると、上手くスピンが掛かります。

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ミスショットを少なくするには「いつも同じスイング」を再現できる能力が必要ですが、そのためにはしっかりとしたルーティンワークが欠かせません。
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最後にもうひとつ、強いバックスピンをかけるためにヘッドスピードを求めすぎると失敗することがよくあります。

ヘッドに意識が行くあまり、軸そのものがブレて芯を外してしまうからです。

 

芯を外してしまわないためには、前述のように体の「動かしてよい・動かしてはいけない」部位をしっかりと理解して、そのスイングをしっかりと身につけるようにしましょう。



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