ゴルフに必要不可欠な「ゴルフクラブ」
始めたての頃はお父さんから譲ってもらったクラブやヤフオクなどの中古クラブでも良いですが、少しずつ腕前が上がるにつれてギアもレベルアップしたいものです。
最近のクラブはその進化も目覚ましく、一昔前とは性能が段違いに上がっています。
しかしゴルフショップに行ってみると「飛距離30ヤードUP!」とか「曲がらないドライバー」「全面スイートスポット」など、どれもその広告のキャッチフレーズが素晴らしく、一体どれを選んでよいものか悩んでしまいますよね。
良いクラブになってくると結構な金額になってきますし、自分に合わないクラブが絶対に買いたくないものです。
そこで、ゴルフクラブを選ぶコツを「ドライバー・アイアン・パター」別にまとめてみました。
ドライバーは必ず試打をしよう
ドライバーは全てのゴルフクラブの中で一番飛距離が出ます。
そのため、ドライバーはより距離が出るように、他のクラブよりも長く出来ています。
そのほうが遠心力が効き、ボールに大きな力を与えることができるからですね。
ドライバーをより遠くへ飛ばすには、ヘッドスピードもそうですが様々なテクニックを要します。
しかし、技術力向上もそうですが、一番重要なのが「そのクラブが自分のスペックに合っているか」ということです。
飛距離が出るということは、少し方向を間違えるだけで着弾点は大きくズレてしまうというリスクがあります。
いかに自分のスイングに合ったクラブを選択できるかが、飛距離&方向性を上げるカギとなります。
上記リンクを見ればドライバー選びの基礎知識は理解できますが、すぐ購入はせずに必ず試打を行いましょう。
試打はゴルフショップでできますし、ゴルフ練習場でも試打会を土日を中心に開催しています。
「試打会を開催しているゴルフ練習場が近くにない」方は、GDOの試打インプレッションを参考にするのも良いですね。
マーク金井の試打インプレッション
おすすめはゴルフショップでの試打で、自分のスイングが振り遅れているかどうか、適正なスピン量かどうかなどを測定してくれます。
アイアンはライ角が命
アイアン・ウェッジはプレー中でパターと並び非常に使用頻度の高いゴルフクラブです。
基本的には、5〜9番アイアンとピッチングウェッジ(PW)・アプローチウェッジ(AW)・サンドウェッジ(SW)の8本をゴルフバッグに入れる方が多いようです。
ドライバーは1ラウンドにつき使っても14回、パターはおよそ40%なのでスコア100であれば40回、残りは46回となりますが、フェアウェイウッドやユーティリティを使わない人なら、アイアン・ウェッジは場合によってはパターよりも出番が多くなります。
それだけ使用するクラブですからスコアにも直結しますし、自分に合ったクラブを選ぶことが大事です。
しかし、比較的買い換える頻度が多いドライバーやパターに比べ、何故かアイアン・ウェッジはゴルフを始めてから替えたことがないという方が非常に多いのです。
というのも、アイアン・ウェッジはデリケートなショットをするシチュエーションが多いことから、買い換えによるリスク(感覚が変わってしまうのでは?)を考えてしまいがちだからです。
また本数が多いので、「1本だけ買い替える」という選択肢を取りづらいのも理由のひとつです。
もし買い換えるとするなら一気に全部替えたいと思うでしょうが、そもそもアイアン・ウェッジを購入する際にはどんなことに注意すれば良いのでしょうか?
シャフトの硬さやソールの形状など、ドライバー同様に確認すべき事項は多岐に渡りますが、一番気をつけることは「ライ角」です。
ライ角が自分のスイングや体型に合っていないと、正しいスイングをできないばかりか、シャンクや引っ掛けなどのミスに繋がってしまいます。
また、最近はゴルフショップやゴルフ練習場に、ライ角の調整(フィッティング)をしてくれるゴルフ工房が付いていることがあります。
クラブの買い替えをする前に、一度フィッティングの相談に行くこともオススメです。
パターは形状によってタイプが分かれる
ゲーム中、一番使用頻度の高いパター。
「ただ転がすだけだから何でもいいのでは?」と思っていてはパッティングは上達しません。
すべてのプレーヤーには「スイングの癖」があります。
スイング軌道でいえばアウトサイドインやインサイドアウト、アップライトなのかフラットなのか。
それぞれの癖によってボールの軌道はある程度予測することができます。
例えばアウトサイドインのスイング軌道の方はスライスしやすいなどですね。
パッティングにもそういった癖は顕著に現れます。
バックスイングを真っ直ぐ取る方もいれば、円弧を描くようなストロークの方もいます。
他にも「パッティングの打感」や「ストロークの安心感」を求めるタイプなど様々な方がいらっしゃいます。
パターも他のクラブ同様、自分のフィーリングに合ったクラブを選ぶのがコツです。
また最近では、手首でコントロールできないように極太グリップのパターなども人気です。
パッティングは小手先でコントロールせずに肩で打つようにするとストロークが安定します。
パッティングがうまくなるコツもまとめていますので、ぜひ一度読んでみてください。
少し変わり種のパターとして、全面スイートスポットの「キュアパター」というものもあります。
-
プロも使用しているキュアパターを試打してみた!評判通りの全面スイートスポット!ライ角・重さ・シャフト交換も可能
昨今騒がれている話題のキュアパターですが、「全面スイートスポット・3パット撲滅」など少し大げさなんではないか?と思うぐらいのキャッチコピーで少し懐疑的な方もいるのではないでしょうか。
今回は、そんなキュアパターを実際に試打してみた感想とスペックについての解説です。ぜひ参考にしてみてください。
どのパターが自分にしっくりくるか、色々と試してみましょう。
ゴルフクラブの選び方まとめ
ゴルフクラブは主に以下の要素で成り立っています。
- グリップ
- シャフト
- ロフト角
- ライ角
- 重心の位置
評価が高いクラブを買えば理想の飛距離と方向性を手に入れることが出来る訳ではなく、それぞれが自分のスイングに合っているかどうかで決まります。
例えばヘッドスピードが36〜38m/sほどの方がシャフトフレックスがS(硬いシャフト)を選んでも、しなりを活かせないので飛距離アップは難しいでしょう。
また、ライ角の合っていないアイアンをずっと使っていて、フィッティングをした途端にショットの正確性が増したという方もおいでです。
ぜひご自分に合ったクラブ選びをして、スコアアップを目指してみてください。