ミス防止

トップやスライスミスに繋がるヘッドアップとスエー・原因と簡単な直し方6選

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ヘッドアップやスエーを矯正・改善する方法

 

初心者のみならず中級者でも良く見られるヘッドアップとスエー。

意識して直そうとしても一度染み込んだ癖というものはなかなか改善できず、原因が分かっていてもうまく矯正できない方がたくさんいらっしゃいます。

理由が分かっているのならまだしも、ゴルフスイングのメカニズムをあまり理解せずに右足から左足へ思い切り体重移動をしてミスショットを連発してしまう、なんて方も多いですね。

 

ヘッドアップやスエーをするとどんな弊害があるのでしょう。

ボールと目を結ぶアイコンタクトラインがぶれるので、狙った場所にヒットすることができず、自ずと芯に当たる確率が下がります。

またスエーをすることで状態が先に動くので、インパクトのタイミングが遅れてスライスボールになりがちです。

 

今回は初心者・中級者ゴルファーが最も気を付けるべき「ヘッドアップとスエー」の改善方法について解説をしていきます。

 

ミスショットの分析力=ハンデの差

ゴルフを始めたての頃は「なんでボールが上がらないんだろう」とか「どうして右に飛んで行ってしまうのだろう」と不思議に思います。

もっと上手くなりたいとネットや雑誌の情報などを見て勉強をし、やがて自分なりのゴルフ理論を身につけていきます。

 

こういった勉強である程度の段階までは上達するものの、100切りや90切りといった更なるステップアップをしていくためには「自分のミスショットを自分で分析する力」が必要になってきます。

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狙った方向に飛んで行かないのにはそれなりの理由があり、その原因を分析する能力こそハンデの差となります。

 

そして、さらにミスショットの大半はクラブの芯でボールを捉えていないことから発生し、芯を外す原因の大半がヘッドアップやスエーによるものです。

目安はありませんが、およそハンデが18未満(平均スコア90)にならない方の場合はヘッドアップの矯正であらかた解消します。

 

ヘッドアップ・スエーをしてしまう理由

ヘッドアップとスエーは動きこそ違いますが、発生の理由は非常に似通っていて、どちらも「遠くへ飛ばしたい」「ボールを高く上げたい」「ベタピンに寄せたい」といった前のめりな気持ちから起きてしまいます。

まずはヘッドアップ・スエーの動きとその弊害についておさらいをしておきます。

 

ヘッドアップとは

頭(ヘッド)が上がる(アップ)することによって発生する良くないスイングの象徴です。

やや前傾姿勢を保っていたアドレスからダウンスイングにかけて状態が起き上がるので、本来ボールを捉えようとしていた軌道からやや上を通るため、上っ面を叩いてしまうトップになりやすいミスです。

また、伸びあがる上半身をムリヤリ倒そうとして後傾となり、ボールより数十センチも手前をヒットしてしまうダフリミスも併発します。

 

ヘッドアップをしやすい方の特徴として「ボールの行方が気になり過ぎている」ことが多いように感じます。

しっかりとしたインパクトを迎えることができれば、あとはボールに聞いてくれと言わんばかりのショットを心がけると良いでしょう。

 

スエーとは

スイング中の重心が左右(上下・前後も)にブレてしまうスイングのことです。

後述しますが、スエー自体は悪いことではありませんが、スエーについて誤解している方を多く見かけます。確かにゴルフスイングではある程度の体重移動は必要ですが、体重のかけ方などを理解していないとスエーの意味は成しません。

そもそも直径4cmほどほどの小さなボールを捉える訳ですから、大きく左右に揺れていたら当たるものも当たりません。

スエーによってスイング軌道の最下点がまちまちとなるため、あらゆるミスが発生します。一番多いのは上半身が突っ込むことによる振り遅れ、いわゆるスライスです。

 

スエーでのミスが多く発生するのはドライバーやウッドなどの飛距離が出るクラブでのショットです。また長めのパー3などでも多く見かけます。

やはり「しっかりと飛ぶか不安だ」というとき、無意識のうちに体重移動で飛ばそうとしてしまうからですね。

 

ヘッドアップ・スエーを矯正する練習方法

それではヘッドアップとスエーを矯正するための効果的な練習方法を6つ紹介します。

どれも簡単にできるドリルですので、自分に合った矯正方法を実践してみてくださいね。

 

ハンマー投げのイメージを持つ

ハンマー投げはゴルフのスイングで、身体の回転や軸、遠心力を使うコツを記憶するのにとても参考になります。

回転軸になる柱がブレると飛距離も方向も狂います。駒の軸心になるわけですね。その軸の基はアタマにあります。

打ったボールの行方が気になる、早く結果が知りたいという心理は当然ですが、アタマ本体がブレてしまったら、わずか500円玉程度のスイートスポットには当たりません。

500円玉程度のスイートスポットに当てるには

 

ハンマー投げのイメージが難しいようであれば、デンデン太鼓をイメージしてみてください。

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デンデン太鼓は左右に振るのではなく、軸心を指でクルクルと回すだけですよね。体の軸がブレずにクルッと回ることで効率的に遠心力を使うことができ、また狙った場所をピンポイントにヒットすることができるようになります。

 

壁に頭をつけて練習

史上最強のプロといわれるジャック・ニクラウスは、6歳のとき元フットボール選手だった父からゴルフを教わりました。

父はシングルプレーヤーでゴルフに対する信念がありました。

「ゴルフで最もやってはいけないことがヘッドアップ(英語ではルックアップ)だ」と、ニクラウスの金髪を掴んで素振りを繰り返しました。

 

この例を参考にするなら、自宅の柱や壁にタオルを挟んで頭をつけたまま素振り(クラブは持たない)をする方法があります。これなら時間も場所も簡単で何回でもできます。

ヘッドアップする方にとっては違和感がありますが、その違和感がなくなるまで繰り返すことが最短の矯正法です。やがて、ヘッドアップするたびに違和感が芽生えたらもうOKです。

 

椅子に座ってスイングする

スイング中に体の前傾姿勢が崩れ、上体を立たせてしまい上半身の前後上下動に頭がついていってしまうヘッドアップの方もいます。

練習場なら他の方に正面に立ってもらって、クラブのグリップを頭頂部においてもらえば早期に治ります。

 

もしそういう適当な方がいなければ、ご自宅の椅子に座って前傾を変えない素振りをすると効果的です。

椅子からお尻が浮き上がらないように気をつけてスイングをするようにしましょう。何度もやっているうちにお尻と背骨のT型に意識が向くようになったらしめたものです。

 

アイコンタクトラインを維持する

アイコンタクトライン(眼とボールの視線)の維持の仕方

 

練習場でほんのちょっとしたことが良い習慣づけになります。アドレスでボールの一点に視線を集中する訓練です。

マットにボールを置くときに、すこし傷がある場所を選びます。アドレスではその傷(またはロゴ)一点に集中します。もしスライスで困っているならその一点はターゲット方向よりやや手前、つまり1~2mm足に近いところに設定します。

その一点には小さなゴミがついていて、そこを叩くイメージで振ってください。打った後、ボールがあった位置のマットを見たかどうかがポイントです。

 

この練習はボールの芯を捉えるのに効果的であると同時に、ボールと目の距離を一定に保とうとする意識を強く持つことができます。

ゴルフは打ったボールを目で追ってもコントロールできるものではないこと、また顔を下に向けたままクラブを振るゲームであることを自らに植えつけないとクセは取れません。

ボールの一点は凝視しつつ「打つことではなくクラブを振ること」を最優先するようにしてスイングするようにしてください。

 

体重移動は股関節の範囲内

ここまでスイングに必要なのは軸心であり、ブレないと正常な回転ができるという解説をしてきました。

今度はスエーについて解説をしていきます。

 

先ほども軽く触れましたが、ゴルフスイングではある程度の体重移動は必要です(距離の短いアプローチなどは不必要)。

しかし体重移動の意味をあまり理解していない方は、遊園地のバイキング(船)のようなダイナミックな体重移動をしています。

右の股関節から左へと短くコンパクトに移動するのが正しい体重移動で、前後左右に縦軸がブレながら移動するスエーとの違いを理解してください。

 

股関節にうまく体重が載っているかを確認するには「自分の頭の位置」を鏡などで見るようにしてみてください。

左右に動く頭が股関節の幅より大きければNG、最大の移動幅でも頭1つ分程度と覚えてください。

 

かかとでボールを踏む

典型的な悪いスエーの例として以下の2つが挙げられます。

 

①スタンス幅よりスイングがはみ出す

バックスイングでやや伸びあがりながら、頭の位置が右足の外まで出ては正常なダウンスイングはムリです。

さきほどのように体重移動の幅を股関節の幅までとし、頭の上下運動がなくなるようにスイング練習をしましょう。

 

②右足かかとを早く持ち上げる

切り返しからダウンスイング→インパクトの間に右のかかとが早く浮いてしまうと、腕のロールやフェースターンが上手く使えません。

これは意外と目立たない「下半身スエー」で、見た目には良さそうですがヘッドスピードは上がらずボールは捕まりません。ビデオを撮って見るとよくわかりますが、フォロースルーで左ワキが開きフェースは空の方向に向いています。

 

このタイプの方にとても良い練習があります。

練習場でボールをそれぞれのかかとに1個ずつ踏んだままで打ってみましょう。強くは振れないので、3時から9時までのハーフスイングになります。

この練習で余計なスエーを抑えることと、ヘッドアップの矯正ができます。慣れてきたら両方の脇の下にヘッドカバーを挟むと、コンパクトになり効果倍増になります。

 

ヘッドスピードとスエーの矯正まとめ

和製英語ではヘッドアップといいますが、アメリカ人は"Look up"といい、”Keep your head down”と教えます。

「ルックアップしないというのはゴルフ以前の習慣」ということです。

  • 左の頬はターゲット方向を向けたままフォロースルーをする
  • アゴの位置は、9時から3時の間下を向けておく
  • スイング中は背の高さを変えないで、左眼とボールがあった場所に集中する
  • 帽子のひさしの角度は終始変えない

さまざまな表現でヘッドアップを戒めていますが、自分で最もしっくりくる言葉を座右の銘にしてヘッドアップを矯正しましょう。

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