ゴルフルール・マナー ゴルフ用語・知識

ゴルフ初心者ルール教室~ティーグラウンド編~10のケースから学ぶ正しい知識

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ゴルフルール~ティーグラウンド編~

 

ゴルフは『一幕芝居』が18幕続いて完結するドラマです。

今回のテーマ「ティーグラウンド」とはドラマの幕が開く所、それぞれのホールで泣くのか笑うのか、誰にも予期できないワクワクドキドキの台本はこのステージからスタートします。

 

ティーグラウンドという舞台には常に緊張感が漲(みなぎ)っています。
でも緊張感が強いときほど想定しないことが起こります。

ルールを知らない人は自分は一体いま何打だったのかを申告できず、正しい数字より多ければ問題ないかもしれませんが、少ないときは”誤魔化したね”と思われるでしょう。

いずれにしてもルールはシッカリ学ばないと、ラウンドデビューしても恥を掻くだけで楽しいゴルフにはなりません。

 

今回は初心者が必ず経験するありふれたパターンを取り上げ、知らないと困る「10のケース」をわかりやすく解説します。
それぞれの問題はJGA(日本ゴルフ協会)の裁定集から抜粋しました。

 

ティーグラウンドのルール教室~ゴルフ用語

ティーグラウンドのゴルフ用語

 

ゴルフのルールはとっつきにくいだけで、読んでみれば意外と簡単です。まずは用語の使い方からご説明していきます。

「ティーグラウンド」には3つの呼称があります。

  1. ティーインググラウンド(ルールブックの公式用語)
  2. ティーグラウンド(簡略系)
  3. ティーボックス(英国では通常の呼称)

そのほか、ティーグラウンドの関連用語も覚えておきましょう。

 

①ティー(ペグ)

ボールを浮かせるために使う、木製やプラスチック製の小さな小物。
2004年に、ティーの長さは4インチ(約10.2cm)以下と決められました。

 

②ティーマーカー

ティーアップできる範囲を示す目印。
二個がワンセットで、女性用が赤、男性用レギュラー・ティーは白、バック・ティーが青、競技などのチャンピオンシップ・ティーが黒というのはひとつの例です。

 

③ティーアップ

各ホールの1打目はボールをティーに乗せて良いことになっています。
ドライバーショットでは高く、アイアンは低めになります。

もちろん、使う義務はありません。

 

④ストローク

クラブを振る意思があってスイングすること。
ただし、バックスイングはストロークには入りません。

 

 

ティーグラウンドのルール教室~10件の事件簿

ティーグラウンド事件簿

 

ここからは「ティーグラウンドでよく起こる事件(?)」を例題として取り上げ、そのケースがルール上どのように裁定されるのかを見ていきましょう。

ゴルフ初心者なら以下の10パターンのうちいくつかは必ず経験することでしょう。

 

ティーグラウンド事件簿 その1
事件=ティーグラウンド外からプレーした球がなんとOB!!

回答=2打罰

 

ティアップする場所はティーマーカーの内側で後方2クラブ以内と決まっています。

範囲外から打ってOBですが、この場合は罰がダブることはないので2打罰だけです。

なぜか?
ティーグラウンド外から打ったボールは「インプレー」ではないため、その球がどこに飛ぼうと関係なく、そのストロークそのものがカウントされないからです。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その2
事件=素振りをしていたら、ボールにカスって前の池にポチャリ!
回答=無罰

 

素振りはストロークにはカウントしません。

本人が「素振り」といえば空振りでもクラブに当たっても無関係です。
打とうとして振り始めたものの、途中で止めた時も同じでノーカウントです。

仮に、素振りではなく打つ意思があって振った時にボールがカスってティから落ちた場合、インプレーの球を慌てて拾ってティーの上に乗せ直したりすると1打罰がつきます。

あるがまま第2打を打ちますが、打ち直しはほかのクラブに変えることができます。
もしティーマーカーが邪魔になるなら、無罰で移動することが可能です。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その3
事件=打つ前にティーアップしたボールの後方を足で踏んで均したり、ドライバーのヘッドでトントンと叩いて地面をへこます行為、これってアリですか?
回答=無罰

 

ストロークしてボールに当たって初めてインプレーとなります。
この場合はドライバーで打ち出す前なのでボールの周囲の”造成工事”が許されます。

2打目以降は「ライの改善」となり2打のペナルティがつきます。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その4
事件=打つ前にティーマーカーの位置がスタンスに当たるという理由で、ティーマーカーそのものを移動させました。
回答=2打罰または競技失格

 

ティーグラウンドでストロークを行なう前かあとに、二つのティーマーカーの位置がどうとか、向きが違っているとかその他これに類する個人的な考えで、プレーヤーがティーマーカーの一つを動かした場合競技失格です。(規則33-7)

ただし、プレーヤーかまたはその組の誰かがプレーする前に、動かされたティーマーカーを元の位置に戻したときは罰を修正し2打の罰で失格は消えます。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その5
事件=アドレス時構える方向に自信がなく、打とうとしているボールの前方にボールマーカーで目印を置きました。これって、アリ?
回答=2打罰

 

プレーの線を示す目的で物を置くことは禁止です。

ティーペグが2~3種類紐に繋がれているものがありますが、その紐の置き方がプレーの線の目標にすると違反です。

その他クラブや練習器具、またはアライメントスティックを足元に置いたり、シューズやクラブヘッドで地面に線を引くと同じペナルティがあります。

自分が引いたのではなく、すでに誰かが引いた線を利用するのも同様に2打罰の可能性が出ます。
これは練習場だけにしましょう。

打つ前に取り除けば無罰ですが、こうした行為はプレーの遅延、マナーの点から競技では避けるべきです。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その6
事件=パー3で先に打ったプレーヤーの使用クラブが知りたくて、そっと近づきバッグの中を覗く行為をしてしまいました。
回答=無罰

 

ただし以下の行動は許されません。

  1. 見るために、クラブに被さっていたタオルを取り除いた。
  2. よく見えなくて、手でそのプレーヤーのクラブを数本かき分けて見た。
  3. 自分がショットする前に「今のは何番?」と訊いた。

これらは違反で全部2打罰です。

このケースは単にバッグの中を覗いただけなので問題になりませんでした。
また、1打目でも2打目以降でも、双方が打ち終わってからこのような会話をしてもペナルティはありません。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その7
事件=打順を間違った!罰則はあるんでしょうか?
回答=無罰

 

打順のミスは単なるマナー違反です。
ゴメンナサイと謝りましょう。

また逆にあえて変えるケースがあります。

  1. ちょっとトイレに行くから先に打ってくださいはOK。
  2. ショートカットを狙うので刻む方からどうぞも同じ。
  3. 女性と同じティなら、距離が出ない女性から毎回先に打ってもらうのもOK。

これは「レディ(用意ができた順)ゴルフ」といって推奨されるべきものです。
ゴルフのマナーでいうところのプレーファーストですね。

注=OBを打った人が、すぐ続けて打とうとしています。
これはちょっとマナー違反で、打ち直しはすべての方のショットが済んでからになります。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その8
事件=14本のクラブのほかに、ヘッドの重いクラブの形状の練習器具が入っていた。
回答=各ホール2打罰(ただし1ラウンド4打が上限)

 

練習用クラブ(不適合クラブ)の場合は、バッグに入れたままでストロークしなくてもティオフした時点で同規則違反となります。

ただし、練習用のクラブでもバッグに入れて持ち運びだけで使用しなければいいのかというと、やはり問題になります。
それは14本以上の超過クラブの規定で、上記回答と同じ扱いになります。
※適合と不適合はルールブックの規則4-1~規則4-4参照

プレーヤーは発見したら即「不使用宣言」しなければいけません。
スタート前なら速やかにキャディマスター室に預けると無罰になります。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その9
事件=プレーが渋滞していて待ち時間がありました。
アイアンクラブを使い、ティーグラウンドの横に張ってあるネットに向かって軽くボールを打ったところ、ラウンド中の練習は違反だと指摘を受けました。
回答=無罰

 

練習ストロークはホールとホールの間では基本的に禁止です。(規則7-2)
ただし、例外があって

  1. プレーを終えたばかりのホールのグリーン上
  2. 練習グリーン
  3. 終了した次のホールのティーグラウンド

この3か所は許されます。
ほんの数ヤード程度のチップショットならいいにしろ、本気で構えて打つようなストロークは2打罰となります。

 

 

ティーグラウンド事件簿 その10
事件=同伴プレーヤーがグリップが滑るといって、打つ直前にドライバーに滑り止めをつけました。
それも、アイアンショットでも何度か使ったようです。仲間は「クラブ改造の違反になるのでは?」と考えています。

回答=(粘着性がなければ)無罰

 

クラブを握るための補助になるものは禁止されています。
例えば包帯や接着テープで固定したリ、人口の機器を使ったときのことです。

さらに、携行品の異常な使用法なども合わせ、発見すると競技失格になります。
この場合はそこまでの違反には問われません。

許されているのは、ロージン系(松やに)やパウダー、乾燥剤、加湿剤を使うことと、タオルやハンカチを巻き付けるのもOKです。

 

 

ティーグラウンドルール教室のまとめ

 

ティーグラウンドではルールもさることながら、通常のプレー以上にマナーが重要になります。

特にスタートホールのティーグラウンドでは気持ちが落ち着かないのは誰も同じです。
クラブをバッグにゴトゴト入れたり出したり、キャディバッグのジッパーをジコジコ開け閉めする、グローブのベルクロの音を出したりするような行為は非常によくありません。

さらに

  • 仲間に大きな声で話しかける
  • アドレスしているプレーヤーに聞こえるような声で会話
  • 意味もなく移動する
  • アドレスしているプレーヤーがいるのに素振りをする

などはもう言葉にならないマナー違反です。十分配慮しましょう。



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