ゴルフシューズ

ゴルフシューズってどう選べばいいの?種類と特徴から自分に合ったシューズを探し出すには

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ゴルフシューズは物凄くこだわる方と無頓着な方に大きく分かれる傾向にあります。

実際に自分に合ったゴルフシューズを選ぶと、疲労軽減だけでなく時にはプレーの手助けまでしてくれます。

しかしゴルフを覚えたての頃はそこまで気にすることなく、なんとなくゴルフショップの店員さんに勧められたものを買ってしまい、いまだにそのシューズを履き続けてしまっているなんて方も多いようです。

 

今回はゴルフシューズの種類とあなたにフィットした靴の選び方、そして買ってはいけないゴルフシューズについての解説をしていきます。

後半には人気の2018年おすすめシューズの紹介もしています。ぜひ買い替えの参考にしてみてください。

 

ゴルフシューズに求めること

あなたは日常生活で、平均どのくらいの距離を歩かれますか?ゴルフコースで1ラウンドすると、乗用カートでも3km前後、手引きカートなら6~7kmという距離を踏破します。

それだけ足を酷使するスポーツですから、しっかりとこだわったシューズを選びたいものですよね。

 

ゴルフシューズには「4つの期待」が求められます。

  1. スイング時のグリップ力
  2. 歩きやすくて疲れにくいこと
  3. 通気性や丈夫さ
  4. オシャレであること

靴の専門家は格安のものを頻繁に取り替えるより、多少高価でも自分の足に合っているものを愛用したほうがいいといいます。

 

ゴルフシューズの種類

 

そんなゴルフシューズですが実に様々なタイプのものが発売されています。

基本的には以下の項目を組み合わせたカタチとなります。

種類 比較項目
スパイク あり なし
シューズ紐 あり なし
ソール(底) 固い 柔らかい
タイプ 革靴 スニーカー

 

それぞれ見ていきましょう。

 

ソフトスパイクの特徴

ソフトスパイクは底面に樹脂製の取り換え可能なスパイク(鋲)が取り付けられています。

昔は金属製で針のようなスパイクでしたが、今や芝生を傷つけ養生ができないという理由からほとんど姿を消しました。

ソフトスパイクはその鋲があるだけ、普通のシューズより地面のグリップ力に優れています。下半身を大きく使うスイング系の方、体重移動で距離を出すタイプのゴルファーにはこのソフトスパイクがおすすめです。

 

反面、一般的なスパイクシューズの欠点は雨の日などにあります。

芝生の上はまだ問題ないのですが、滑りやすい固い地面、例えばカートパスや路面が石でできている場所は滑りやすいので要注意です。

 

スパイクレスの特徴

通常のスポーツ系シューズ感覚で使用することができるので、軽くて疲れにくいのが特徴です。

スパイクレスなら自宅周辺で履くときにはタウンシューズとして使えます。ウォーキングや打ちっぱなし練習場の往復の運転、あるいはゴルフコースの朝の受付でも履いたままでOKです。

グリップ力を補うために底面(ソール)に深い溝を刻んだり、滑りにくいパターンをデザインしてあります。

でも、ソールが削られて平面化するとグリップ力はゼロに近くなります。ソフトスパイクの場合、鋲の交換で済むからかえって経済的かもしれません。

 

スパイクがないほうが腰の負担が軽減されるので腰痛に悩む方などにはいいでしょう。ただし、固い路面などで使用すると摩耗でソールの減りが激しくなります。

 

シューズ紐

シューズ紐は2タイプあり、通常のスニーカー同様のものとボア(Boa)と呼ばれるダイヤル式のもがあります。

ボアはシューズ紐がワイヤーになっており、ダイヤルを回すだけでワイヤーを巻きとることができます。

 

最近のゴルフシューズはボアタイプが多く出回っており、シューズが楽に履けるのが魅力的です。

紐タイプはシューズ全体が軽いのと商品自体が安いのでお求めやすくなっています。

 

ソール

 

ソールの硬度は一長一短のところがあります。

固いとスイングの途中で体重移動し、左右に踏みかえた時に足元からバネのように反発力が来る感触があります。このバネのような力はスイングに影響し、ボールに加わる力をすこし助長します。

一方、柔らかいものはそのような反発は感じないものの、足を包む包容力との一体感があるうえに、靴の内部で指を自由に動かしやすくなります。足指に力が入るとその感触から足の指の力を働かせることが可能です。

 

どちらがお好みかで決めることになりますが、固いものは丈夫ですがやや重めになります。疲れにくさを重視する方は固めの方がいいかもしれませんが、あくまでも履いてみたフィーリング次第です。

もうひとつのポイントは”土踏まず”の部分、造りや試着したときの感触が大いに関係します。

意外かもしれませんが、ゴルフのスイングでは体重の多くが土踏まずにかかります。足裏をしっかり支えてくれるシューズでなければ、長い距離を歩くと足に疲れがたまって快適なプレーはできなくなります。

 

タイプ

2017年WGCブリヂストン選手権で、松山英樹プロが履き始めた革靴タイプのシューズが話題になりました。

革靴タイプは全然珍しくもなんともないのですが、彼の場合歩くと「キュ、キュ」という皮独特の音が出たからです。アメリカ製のゴルフシューズで音の出るものはないために珍しかったんでしょうね。

テレビカメラが何度もアップして、集音マイクが音を拾っていたのをよく覚えています。

 

これまではシューズタイプが市場の過半数を占めていましたが、砂や水に若干弱いところがあるため、最近では革靴派が勢いをつけています。

シューズタイプに比べるとやや高価ですが、人工皮革や天然皮革を含め、履き心地とともに軽さの点でかなり改良されています。

 

買ってはいけないシューズの特徴と選び方

 

前述した通りゴルフは1日で3~7kmほど歩くことになります。

それだけ足を酷使するわけですから、合わないゴルフシューズを選んでしまうとえらい目に遭います。

以下は「買ってはいけないシューズの鉄則」です。

 

①足の爪先が当たる

足の形状は人それぞれで、幅が広い方や足の指が長い方様々です。

特に気を付けたいのが「シューズの先端に足の爪先が当たってしまうこと」です。

サイズが合わないと、違和感が出るだけでなく痛さで集中できなくなるなど最悪の事態も招いてしまいます。

 

②少し緩いぐらいが良い

疲れてくると足は膨張します。よってチョットきついはNG、ちょっとゆるゆるが正解です。

また、ゴルフは寒い時期でもプレーできますので、季節によっては厚めのソックスを履くことを視野に入れておく必要があります。

かかと部分に指が1本入るぐらいがちょうど良いでしょう。

 

③サイズはメーカーによって異なる

パッとタグのサイズだけで決めるのは厳禁です。

どうしてもすぐ決めないて即買わないと…ではなく、気が済むまで試し履きすることをおススメします。

試し履きは朝のうちより、”足が太る”夕方のほうがベターです。

 

④素材に注意する

これは個人差があってなんともいえませんが、本革性が良いと一概に言えないのが現実です。

練習とラウンドで週2~3回は履く方なら本革は足にフィットして手放せなくなりますが、それほどの時間履かないようなら合成皮革で良いでしょう。

 

2018年おすすめのゴルフシューズ

以上のことを踏まえたうえでおすすめの最新ゴルフシューズを紹介していきます。

 

キャロウェイ・メンズシューズ

 

このタイプは2018年モデルとして発売されたばかりです。

キャロウエイのシューズには独自のフィッティングシステム「ラップフィット システム」があり、軽量で屈曲性に優れたTPUアウトソールを採用しています。

 

従来のボアタイプがワイヤーでシューズを締めるのに対し、アッパーと一体化したストラップで足の甲全体を包みこむようにホールドしてくれます。

これによりコースのライや傾斜状況に合わせてガシッと地面を咥える、強大なグリップ力を保持してくれます。

土踏まず部分をリフトアップすることにより、よりシューズとの一体感を実現しています。従来のダイヤルタイプも発売されています。

 

フィットジョイ DNAボアシューズ

 

このモデル、2017年10月発売以来大変な人気になっています。やはりゴルフシューズというと、フィットジョイというネームバリューがあります。

こちらもダイヤルタイプで素材は人工皮革ですが、とくに柔軟性に配慮してあるので履き始めから足に馴染むでしょう。

 

2種類の硬度の違うクッション素材をインソールに採用したことで、土踏まずのホールド性と歩行時の衝撃吸収性を両立させています。

優れた防水性のある軽量モデルです。

 

PUMAメンズシューズ イグナイト ハイトップ

 

最後はリッキーファウラーが履いて一気に売れ筋に入ったプーマです。

こちらはハイカットタイプのゴルフスパイクで、パフォーマンス性と安定性がグッと向上しました。

 

イグナイトの持ち味ともいえるエナジーリターンのクッショニング性は、コースのどんな角度であろうと柔軟に対応してくれます。

安定性がいいのは、写真のストラップ付ハイトップサポートカラーがセットされているからで、抜群のフィット感はどなたも履いてすぐに感じるでしょう。

シューズ内の温度にも配慮された構造で、なんと2年間も防水機能保証が付いています。

 

ゴルフシューズの選び方と最新シューズまとめ

おしまいにゴルフシューズを選ぶ時の最大のポイントを記載しておきます。

 

ゴルフシューズはその動きから「シューズのサイド部分が疲労」してきます。これはスイング中の体重移動によるものです。

長く使っていると、まず最初に左足の爪先外側部分(右利きの場合)からソールが剥がれてきます。次いで右足の内側がへたってきます。

そのため、シューズ側面の強度がしっかりしているものを選ぶと長持ちするようになります。

 

また、良いものを購入したからといって、手入れをせずにいるとすぐにダメになってしまいます。

かといって丸洗いをすると縮んでしまいますので、プレー後は汚れを拭きとった後に新聞紙などを丸めてシューズの中に詰めて陰干しをすると、しっかりと乾燥出来て嫌な臭いも残りません。

 

自分の足にジャストフィットしたゴルフシューズを見つけたら長くお付き合いしたいものです。

そのためには使用後のメンテナンスも忘れずに行いましょう。

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