コースマネージメント

初心者がパー5をボギーで上がるための5つの攻略方法/もう飛距離なんていらない

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同じホールを攻めるのに、10人いれば10通りになります。

その人ごとの飛距離と持ち球が違うだけでなく、どうやって攻めていくか、つまりコースマネージメントの考え方も違うからです。

 

ゴルフの基本はいかにイメージに近い飛距離と方向が確保できるかどうかということになりますが、毎回同じように打つのは至難の業です。

そこで重要なのが「コースマネージメント」です。

 

ゴルフコースにはパー3からパー5と、長さも広さも異なるホールが18も続いています。

特にパー5をどう攻略するかはスコアに直結する大きな問題です。

 

初心者の方が最もパーを取りやすいとも、いやいや全く逆でしょうと意見が分かれるのもパー5です。

ここではゴルフスコア100切りを目指している方がパー5のホールを攻略するためのコースマネージメントについて解説していきます。

パー3の攻略についてはこちら

パー4の攻略についてはこちら

 

パー5攻略がスコア100切りのカギ

 

あなたはパー5がお好きですか、それとも苦手ですか?

女性はどうも嫌がる傾向があるようです。

それは飛距離という点でハンデがあるからかもしれません。

 

パー5は距離が長いので、いろいろなクラブを使わないと攻略できません。だからといって苦手のままにしておくと、100切りへの道は遠くなります。

それだけパー5はゴルフ全体の実力が現れる場所でもあります。

 

それでは苦手のパー5をどうすれば克服できるのでしょうか?

以下に5つのアドバイスを紹介していきます。

 

①飛ばそうとする意識を消し去る

初心者の方がパー5にやって来ると、最初に3つの考えが交錯します。

①普通にやっていればパーやボギーは取れるんじゃないかな?
②長いホールだから距離を稼いでできるだけグリーンに近づけたい。
③(短いパー5ホールでは)ドライバーが当たれば2オンだって夢じゃない。

 

このようにホールを甘く見る心と欲が重なり、知らず知らず自分に対してプレッシャーをかけています。

パー5が大叩きになる原因は、長いクラブ(ドライバーやフェアウェイウッド)を使う回数が多いせいもあります。

 

長いクラブは曲がるとケガが大きくなります。

パー5をスマートに攻略するための第一条件は「飛ばそうという意識の消去」です。

アドレスに入る前に前述の①~③を全部デリートし、練習場で打つ普段の飛距離の80%をイメージしましょう。

 

逆に「ちゃんと当てよう」の心理が働きすぎて、体の回転を使わない小手先ショットはもっとまずい結果になります。

普段通りのショットを心がけるのが一番です。

 

②ドライバーは必ずしも必要ではない

 

以前初心者の方とラウンドしたときのことですが、パー5は必ずドライバーで打つものと勘違いしていたケースがありました。

 

パー5のティーショットであってもその日の調子を見て、ドライバーが荒れているならほかの得意クラブをチョイスする方法があります。

その時のゴルフ脳は4オン2パットならボギーでサイコー、5オン2パットならダボで十分という考え方をするといっぺんに肩の力が抜けるはずです。

 

ドライバーを振り回してOBを打ってしまうと、もうダボの世界は遠いものになります。

 

例えば7番アイアンを3回打って400~450ヤード運べるなら「パー5で4オンは難しくない、うまくいけば3オンも可能」というアタマの切り替えがポイントです。

ドライバーでガッツリ攻めるのは、中級者になってからいくらでもできることです。

 

③コースレイアウトから打ってはいけない場所を探す

 

パー5で大叩きする人にはいくつかのパターンがあります。

ドライバーで力んだり、セカンド以降の難しいところからムリなショットを強行してドツボにはまるケースです。

この辺のマネージメントは後述するとして、もうひとつの悪いパターンを避けるためのゴルフ脳を働かせましょう。

 

ティーグラウンドからみて、何から先に考えたらいいのでしょう?

それは絶対に打ってはならない場所の確認です。

 

頭の中でその場所に「×印」を描き、”そこだけはだめ”と考えるべきです。

コースレイアウトに無頓着なままショットして後から後悔しないように気を付けましょう。

 

脳は否定するのが大嫌いという記事でも書きましたが、たとえば「目の前にある池を想像しないでください」といった問いかけに、脳は勝手に池を想像してしまいます。

つまり否定をするのが苦手なのです。

一旦頭の中で×印をつけたならば、今度は打っても良い場所に「〇」をつけてからアドレスを取るようにしてください。

 

③連続ミスだけは避けること

練習場のドライバーは10発に5発は気持ちよく飛んでいる人も、コースに出るとその半分くらいになります。

どうしても見た目の光景から心的な圧力がかかるから、なかなか普段通りにはいかないのですね。

 

「最強のアマチュアゴルファー」として名高い中部銀次郎さんという方が仰っていた言葉がとても印象的です。

中部さんは、「距離を稼ぐどころかダフったりチョロしたり、大きく曲がってとんでもないところに飛んでしまったとき、素直に『ゴメンナサイ』と謝りなさい」と説いています。

 

パー5で大叩きしないための鉄則は「連続ミスをしないこと」です。

カッと頭に血が上る気持ちはわからないでもありませんが、素直に「ゴメンナサイ」とミスを認め、心穏やかにワンペナルティ払う気持ちで対処するのがベストです。

心に大波を立てたままでショットしても、連続ミスになる確率が上がるだけだと自分に言い聞かせるのです。

 

 

初心者の方でありがちな大叩きの典型的な例です。

ドライバーが大きくスライスして右の急な傾斜地へ飛んでしまいました。

 

 

そこからの2打目は足場もライも悪いのにスタンスはピン方向、どう考えてもムチャな狙いです。

 

結局ボールは20ヤードくらいしか飛ばず、3打目もムリしたため眼下のフェアウエイバンカーへ。

4打目は残り200ヤードあったので通常のライなら届く5番ウッドを使いましたが、バンカーの土手に当たって50ヤード出ただけ。

残りは150ヤードの深いラフからチョロって80ヤード、6打目はフェアウエイながら中途半端で難しい距離、結構うまく打ちましたがオーバーして奥のバンカーへ入り脱出に2打掛かりました。

 

結局8オン2パットの「10」を叩くという結果になりました。

 

⑤即座にレイアップをする勇気

前述のような攻め方は反省が必要ですね。

ではどう対処するのが正解だったのでしょう。

 

斜面からの2打目はピン方向ではなく、素直に平らな打ちやすい場所に出す「勇気」が必要でしたね。

 

 

フェアウェイバンカーに入ってしまったらアゴの高さを冷静に判断し、例えば8番とか9番アイアンなど最初からグリーンに届かないクラブ(場合によったらウェッジ)で確実にレイアップすべきでした。

6打目のショットはつい追い込まれた心理からピンばかり目に入りますが、ここはすでにピンそばに寄せる考え方ではなく、花道でもいいから次のショットが最も楽に打てる場所を選ぶべきでした。

 

このようにミスはミスを呼ぶということを念頭に、次のショットが打ちやすい場所へ運ぶ手堅いコースマネージメントをもたないとパー5では大叩きになります。

 

パー5の攻略法のまとめ

 

パー5はスコアを伸ばしたいホールというのは中級者とかプロの思考であって、初心者の場合は大叩きをしないことを真っ先に考えるべきホールです。

 

冒頭で述べたように、パー5は距離が長いのでいろいろなクラブを使うことになります。

練習場と違い、足元も平らではなくライの状態も違います。

練習場で自信をつけたクラブではないものを持ち出して、確率の低い難しいショットを成功させようというのは間違っています。

そのようなミスをする方は、残りの距離だけでクラブ選択したりする傾向があります。

 

同時に方向に関しても同じです。

ゴルフはスコアをまとめるために大事なことは、リスクを回避する思考を持たないといけません。

ゴルフを始めて間もないころは、一途にグリーン方向へ気持ちが向いてしまうののですが、100を切るレベルを目指すならスマートで注意深いコースマネージメントを覚える必要があります。

 

まとめると、

  1. ティーグラウンドでは冷静な攻略ルートを確かめること
  2. 距離を求めるということを捨てること
  3. ミスは取り返すものではなく素直に認めて1打払うこと

上記の考えを常に念頭にプレーをすることで、二桁叩くホールは自ずと少なくなっていきます。

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