ゴルフルール・マナー

松山英樹も知らなかったドロップのルール/大半が誤認している2クラブレングスの意味とは?

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知り合いだけで楽しむゴルフも大変楽しいですが、自分自身のレベルアップや交流関係を広げていきたいのならオープンコンペや大会に出るのも良いですね。

単純にいつもより真剣にプレーすることになりますし、色々な人と触れ合うことでこれまで知らなかった世界を見ることができるかも知れません。

それに、ゴルフにとって一番大事な「他人への思いやり=マナー」を習得するための絶好の機会となるでしょう。

 

そんなコンペや大会に出るためには、ゴルフのルールをしっかりと学んでおく必要があります。

今回は大半の方が誤って理解してしまっている「2ゴルフクラブレングス」について、松山英樹プロが間違ってしまった対応とともに解説していきます。

 

松山英樹プロだってうっかりします

プロだって間違えるゴルフルール。ゲームが単純なだけにルールは細かく決めておかないと競技になりません。

あなたはアッチでぼくはコッチ、昨日はこうで今日はこうとなるともはやルールとはいえなくなります。

 

さて、アメリカのPGAツアーで大活躍、世界ランクトップ3が定席になっている松山英樹プロ。

とはいえさすがの怪物君もすべてルールを知り尽くしているわけではありません。

 

2017年、5月のTPCソーグラス、あの17番のアイランドグリーンでファンが熱狂する「ザ・プレーヤーズ選手権」の3日目に事件が起こりました。

1アンダーでスタートした3日目、松山英樹プロにとってルール誤認が出る予兆はその日の後半13番にありました

 

TPC13番のパー3でなんと「8(グース)」

前半は5番から3~5mをしぶとくねじ込んで、4ホール連続の1パットパーでした。

12番でこの日3つ目のバーディ、ついに10位タイに浮上します。

 

13番はアゲインストが強いパー3です。

8番アイアンはひっかかってグリーン手前の池に… ドロップエリアから120ヤードがまたまた池へ!

 

結局1.5mのパットを外して5オン3パットの「8=グース(goose)」と崩れてしまいました。
※グースとはガチョウのことで規定よりも5打多いときに使う呼び名です

 

2クラブレングスの意味を誤認していた松山英樹プロ

そして問題が起こったのは16番(パー5)でした。

 

松山は13番の借りを返そうと果敢に2オンを狙いましたが、なんとボールはグリーン奥の池へ飛び込んでしまいました。

そこはウォーターハザードではなく、ラテラル・ウォーターハザード。

 

ここで痛恨のミスが起こりました。

 

松山はボールが境界をクロスした場所から、2クラブレングスを守ってティーを2本地面に刺します。

ドロップしたボールは傾斜を横に転がり、ティーを刺したエリアより(グリーンには近づかないものの)少しだけ外に出たのです。

ボールを拾い上げて再ドロップしようとしたときに、マーカーのグレアム・マクダウエルが「それって、マズいんじゃない?」といいました。

松山英樹プロは「?」状態だったんでしょうね。

 

アマチュアの大半が間違った処置をしている

 

松山英樹プロは、以下のようなルールを知らなかったようです。

というより、この規則、たくさんのアマチュアの方が勘違いしています。

 

松山のボールは確かにマークした”2本のティペグの範囲=2クラブレングス”からは外側に出たのは確かでした。
(上図右下)

でもそのまま止まったところからプレー続行しなければならなかったのです。

 

なぜかというと、図のようにドロップしたボールが、最初ストンと落ちたポイントから2クラブ以内にあったときは(ドロップゾーンから出ても)インプレーです。

再ドロップしようとしてピックアップしたので1打罰が付きました。

 

つまり刺したティーペグが打てる限界ではなく、落ちたところからグリーンに近づかず2クラブ以内のスルーザグリーンに止まればそのままプレーすべきなのです。

 

この誤解、JGAの裁定集にも掲載があります

上記のようなシチュエーションは、ゴルフルール規則20-2C(以下は抜粋)に明記されています。

 

罰なしに再ドロップしなければならないケース
(vi)ドロップした際に球がコース上に最初に落ちた箇所から2クラブレングス以上転がって止まった場合。

【裁定集】ドロップした球が区域の外へ転がり出た場合。この場合、必ずしも再ドロップの必要はない。

 

①ドロップした球がハザード内、OBゾーンなどに転がり込まなかった場合、インプレーであり再ドロップしてはならない。

②特に前述の(vi)の場合、ドロップした球が最初に落ちた箇所から2クラブレングスのところまで転がってもよい。

③例えばラテラル・ウォーターハザードの区域の限界から2クラブレングス以内の所にドロップした球が、規則20-2cの再ドロップを求められることなく、ハザードの区域の限界から4クラブレングスほどの所に止まることもありうる。

 

2クラブレングスの誤認についてのまとめ

松山英樹プロはホールアウト後、こう語っています。

 

ルールを知らなかったし、今まであまり聞いたことがなかった。

まわりでそうやっている人もあまりいなくて…。

知らなかった自分が悪いです。でも教えてもらって逆に良かったです。

 

全くその通りで、考えようによってはよかったかもしれません。一度経験すればイヤでも覚えますからね。

 

それに加えグレアム・マクダウエルの指摘がなく、ドロップしたままショットしてしまえば誤所からのプレーで2打のペナルティになるところでした。

ましてそのままホールアウトすれば「失格」という最悪の事態を免れることができた訳ですからね。



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