ゴルフは野外スポーツです。
野外スポーツの多くは天候に左右されます。
ゴルフも野球、サッカー、テニスと同じで小雨程度なら催行されます。
それぞれゴルフコース、グラウンド、ピッチ、コートと呼び名は違いますが、地面に水が浮かない限り続行されます。
あるがままに打つというのがゴルフ、対戦相手は同伴競技者より「自然と自分」です。
ゴルフは雨の日には雨の日の楽しさがあり、風が強ければ風を利用して戯れる遊び方があります。
とはいうものの、初心者の方は常に晴れた日のゴルフを念頭において練習に励みます。
なので雨天となるとちょっと戸惑うこともあります。
そういうことで今回は雨の日は何を準備すべきか、スコアを損なわないためにどこに注意したらいいのかをご紹介します。
風が強い日の対策はこちら。
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風が強い日のゴルフの対策と影響について/アゲインストとフォローではどれくらい飛距離が変わるのか
ゴルフスコアは天候に大きく左右されます。そして特に影響するのが「風」
でも風は目に見えないもの。今回はそんな見えない「敵」に対してどうやって対応していけばよいのか、風読みに関する知識について解説をしていきます。
雨の日のプレー・準備編
ゴルフに行くときは、2~3日前から天気予報のチェックが必要です。
もし晴れや曇りの天気予報だとしても「備えあれば憂いなし」、雨の日対策グッズは必ずバッグの中に忍ばせておきましょう。
レインウェアは必需品
雨の日に活躍するのがレインウェアです。
とはいえ、あまり活躍の場がない(雨の日にしか使わない)ので「安いものでいいや」と手軽に済ませてしまうと、いざプレー中に雨が降ってきた時に後悔します。
ゴルフでスコアを安定させるにはショットの精密さが不可欠です。
そのためには着ていても動きやすいウェアを着用すべきですが、ゴルフ用ではないレインウェア、例えば登山用などは厚手のものが多く、プレーの動きを妨げてしまいます。
また、雨の侵入を防ぐだけの目的で作られているウェアの場合、雨のせいで体に密着してしまい、同様にスイングしづらくなってしまいます。
レインウェアは結構ピンキリですが、性能と価格は一致していますので、多少高くてもモノがよければ10年は使えます。
レインウェアをダイエットに使うことも可能
そんなレインウェアですが、やはり高価なものであればもう少し出番を増やしたいところです。
そんな時にオススメなのが「ジョギングなどのダイエットに利用する」ことです。
高価なレインウェアは蒸れにくく作られていますが、それでも通常のウェアよりも通気性は悪いです。
それを逆手にとって、ジョギングやウォーキングなどで着用すれば、通常のウェアよりも発汗作用がありますので一石二鳥です。
また冬場など寒くなってきた時期には上着として着用することもできます。
その他準備すべき雨の日の携行品
レインウェアは必須アイテムですが、その他にも雨の日に持参しておくと良いアイテムを紹介します。
グローブ
<非公認> 滑り止めグローブ 同色4枚セット スタッドグリップ
初心者の方が意外と気づきにくいのがグローブの替えです。
最近は雨でも滑りにくい素材のものがたくさんありますが、それでも何ホールか使っているうちに雨が染み込んできます。
大体3ホールを目安に取り換えるといいでしょう。
皮のグローブは雨天では滑りやすく、いわゆる全天候型のグローブで滑り止めつきがおすすめです。
タオル
タオルはハンドタオルとミニタオル別々に数枚ずつ持っていくと重宝します。
ハンドタオルは手や顔などを、ミニタオルはクラブのグリップやボール拭きとして使用します。
できれば前後半1枚ずつは用意しておきたいところです。
ゴルフウェア
雨天の状況にもよりますが、レインウェアを着ていても濡れるものは濡れます。
ゴルフは多少(電車が止まらない程度)の雨では中止にはなりません。
一時的に大雨に遭遇することもあるかもしれません。
バッグに予備を入れておいて、ハーフが終わったら食事の前にロッカーで着替えるといいでしょう。
下着、靴下
靴下は2セットは持っていくと良いです。
ゴルフウェア同様にハーフで履き替えて、ラウンド終了後に履き替える分は最低持って行きましょう。
ゴルフシューズ
大抵は1足で済みますが、芝生の上を歩くと結構ズブズブになるものです。
常時2足は車に積んでおき、予備をロッカーに入れておきましょう。
シューズは交互に履き替えると便利です。
ビニール袋
ビニール袋は梅雨時期に大活躍します。
スマホをカートに置いておく時や、濡れたタオルやグローブなどを入れておく時などに役立ちます。
最近は備えてあるゴルフ場が多いですが、浴場でビショビショに濡れたウェアをビニール袋に入れておけば、ゴルフバッグの中が濡れずに済みます。
なお、雨だから傘が必要なんじゃないか?と考える方もいらっしゃいますが、傘は間違いなくカートに積んであるか、ゴルフ場が貸し出しますから用意しなくても大丈夫です。
ただ、なかには重くて使いにくいものもあるので、マイ・アンブレラを持っていくのも良いです。
女性ゴルファーなど「日焼け対策」として日傘を持っていくのも良い心がけです。
雨の日ってキャンセルできるの?
キャンセル料はゴルフコースによって、シーズンによって、キャンセルした日付によって変わります。
大半は、土日の予約で1週間前、平日なら3日程度前までにキャンセルしないと料金が発生します。
当日のドタキャンは100%となります。
もちろん台風など明らかにプレーできない時は全額返金してくれます。
プレーが始まってしまったら、たとえワンホールで中止してもグリーンフィはワンラウンド分はかかります。
ハーフだけでリタイアしたので1,000円バックしてくれたり、雨の日だけに配っている次回割引券を配るところなどもたまにあります。
雨天ゴルフでのスコアのまとめ方
雨の日にスコアを落とすのは、やはり慣れていないことも影響しています。
雨の日には雨の日なりに対応しなければスコアは無意味に落ちるばかりとなります。
晴れた日と雨の日の違いは?
ゴルフコースで雨の日にコンディションが違う点
①通常着ていないレインウェアを着る必要がある
②体自体が濡れている
③グローブが濡れて滑りやすい
④ボールの飛距離はグッと落ち、ランがほとんどない
⑤グリーンの速度が変わる
⑥眼鏡の方やサングラスは非常に視界が悪い
⑦バンカー、グリーン、スルーザグリーンに水たまりができる
⑧クラブとボールが濡れていて拭いてもあまり変わらない
⑨グリーンは柔らかいので止まりやすくショートしやすい
⑩風が強くなると、通常の場合の3倍くらい影響を受ける
ということで、好スコアが出る条件のまったく逆になります。
雨の日のプレーのコツ
朝から雨が降っていると、「今日はいやだなぁ」と思う方が大半でしょう。
やはり濡れながらプレーするのと、スカッと晴れているのでは気持ちが違います。
逆にいうと、雨の日は早く慣れてしまえばいいのです。
できるだけ早めに外に出て、グリーンの練習場やアプローチ練習場に行って動いていると不思議と雨が苦にならなくなります。
慣れることとイメージをプラスに変えることでだいぶ違ってきて、そのプラス思考がスコアに表れます。
また、日頃の練習でレインウェアに慣れておくこともスコアアップにつながります。
そんなことを繰り返していると、自然に雨の時はどうするかが身につきます。
自ら体験して得たものは、必ず現場で役に立つものです。
雨の日のゴルフのまとめ
雨の日にはカジュアルウォーターなどのルールが登場します。
こうした雨関連のルールを知っているか知らないかも直接スコアに関係します。
ゴルフでスタート前から、あるいは途中からでも中止になるのは「雷+雪」だけです。
あるいはグリーン上のボールが動いてしまうほどの強風が吹いている時に限ります。
そのことはゴルフを始める前に知っておかなければならないことです。
初心者の皆さんの中には、予約しておいた日に雨が降ったからといって容易にキャンセルする方がいますが大きな心得違いです。
ゴルフは一人で回るとき以外、同伴者がいます。
そして予約の労をとってくれた方がいるはずです。その点に配慮しましょう。