スイング改善 飛距離アップ

アイアンの飛距離が出ない原因・理由と飛ばせるようになるための3つのポイント

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アイアン(ウェッジ含む)はゴルフで1~2位を争うほど使用頻度の高いクラブです。

パターはスコアの40%近くを占めますが、ウッド系のクラブの使用回数が少ない方にとっては、場合によってはパターよりアイアンのほうが使う回数が多いこともあります。

 

それだけスコアに直結してくるアイアンですが、ゴルフを始めたての方にとっては非常に難しく感じるクラブでもあります。

中には「どの番手のアイアンを使っても飛距離は同じ」という初心者の方もいらっしゃいますし、ショットのイメージを掴むまでは扱い辛いようです。

 

また、アイアンといっても通常5~9番まであり、ウェッジもPW・AW・SWなど8本前後のセットが基本です。

特に多いのが番手を上げる(5番や6番など)と急に打てなくなり、飛距離も7~8番あたりと大して変わらない方です。

 

シャフトの長さやロフト角など多少の違いはあるものの基本的には同じ形状のアイアン。

なぜ上手に打つことができないのか、そしてしっかりとした飛距離を出すためにはどうすればいいのかを解説していきます。

 

アマチュアのアイアン番手別平均飛距離

最近はクラブの進化により、同じ番手のアイアンを使っても飛距離性能に大きな差が出ます。

キャロウェイEPIC STARアイアンが禁断の飛びでプラス40ヤード?その実力と試打感想レビュー

トッププロたちがこぞって「飛びすぎる!」と絶賛した、キャロウェイから新発売されたアイアン「EPIC STAR」
「禁断の飛び」のキャッチコピーは噂通りなのか?その性能と実際に試打してみた感想をまとめてみました。

 

ですから一概に「〇番アイアンは〇ヤード」といった指標が出し辛くなっていますが、概ね以下の飛距離を参考にしてみてください。

※7番アイアンの場合(数字はヤード)

性別 あまり飛ばない ふつう よく飛ぶ
男性 125 140 155
女性 70 90 120

 

番手別飛距離などのアンケートを実施(男女100名ずつ)した結果もあります。

ご自身のクラブ別飛距離と照らし合わせてみてください。

ゴルフアンケート_男性スコア
ゴルフ「みんなのデータ」男性ゴルファー100人に聞いてみた!平均スコアや飛距離、使っているクラブなど

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他にも好きなブランドや飛ぶと思うドライバーなどのアンケート結果もあります。

 

アマとプロの違いはアイアンショットで表れる

プロゴルファーのアイアンの飛距離が、アマチュアとあまりにも違う理由はいくつかあります。

もちろんヘッドスピードが速く、当て方がうまいので開いたり閉じたりのロスがないために初速が出ることもありますが、もっと端的にいえば同じ番手でもプロの使うアイアンはロフトがやや立っているということがいえます。

 

アイアンの場合、ロフト角は垂直に近くなるほど飛距離が出ますので、クラブだけを比べてみてもプロの方が飛ぶのは当たり前です。

しかもその立っている道具をインパクトの時にさらに立てて打つというテクニックを使います。

 

スイングアークの最下点をどこに持ってきているか

プロのアイアンショットのスイングを見ると、軌道の最下点がボールを打った直後、つまりボールより左(ターゲットに対し)になります。

 

ごく標準的なアマチュアはボールの直下か、もしくはボールより右になります。

そして、最下点が右に寄るほどザックリ・ダフリのミスに繋がります。

 

このようなミスを防ぐために、ターフを取らないショット、つまりトップがダフリ同様に発生してしまうのです。

 

アマはシャローに、プロはダウンブローに

あるクラブメーカーの調査結果があります。

ゴルファーのレベルとスイング軌道を分析したものです。

 

 

①「初心者レベル」

スイングの最下点がボールより2.5cm手前で入射角は水平に近い。

 

②「90台のゴルファー」

最下点がほぼボール位置で入射角は2~4度。

 

③「プロレベル」

最下点はボールより7~10cm先で入射角は3~8度。

 

こうしてみるとアマチュアはいかにシャロー(横払い)でスイングしているかということが分かります。

初心者の多くがボールの手前の地面に入るダフりか、すくい上げようとしてトップになる原因がわかりました。

 

これがレベルごとに番手の違いが明確ではない、そして飛距離も出ない大きな原因です。

 

アイアンの飛距離を伸ばす3つのポイント

それでは実際にアイアンの飛距離を伸ばすためのコツを3つ挙げていきます。

最後には具体的な練習例も解説します。

 

芯で捉える

アイアンに限らず全てのクラブに共通していることですが、芯を外せばボールの飛距離は落ちてしまいます。

ドライバーショットでよく使われる「ミート率」ですがアイアンも同じで、飛距離を伸ばすには「ボール初速を上げること」が一番重要です。

ゴルフ飛距離アップに欠かせない【スマッシュファクター】ミート率が0.1変わるだけで20ヤード伸びる!

現代ゴルフは科学的なアプローチによって様々な謎が解明されています。「ミート率」もそのひとつに入ります。
ざっくりと「芯に当てた確率?」とご理解されている方も多いかと思います。結論的にはそうなりますが、実際には計算によって求められるものです。
今回は「ミート率の良し悪しが打球にどのような影響を与えているのか」「どのようにすればミート率が改善されていくのか」を解説していきます。

 

ボール初速を上げるためには「ボールの反発係数を高める」ことが必要で、クラブは「フェースの芯」が一番反発するように設計されています。

アイアンはフェアウェイやラフなど地面から打つシチュエーションが多いですが、前述のようにシャローに打ってしまうとフェースの中心でボールを捉えることができず芯を外してしまいます。

 

ダウンブローに打つ

ダウンブロー

 

アイアンで芯を食ったショットをするには「ダウンブローが必須」です。

【アイアンショット】ダウンブローの打ち方を簡単にマスター!ポイントは「タメ・フェースターン・ハンドファースト」

あなたのアイアンは理想的な距離が出ていますか?
しっかりとしたダウンブローを習得することで飛距離が上がるだけでなく、5〜10ヤード刻みのコントロールショットも同時に覚えることができます。

 

イメージとしては

  • ボールの中心に向かってリーディングエッジが刺さり
  • ボールの左下からターフを取っていく

といった感じです。

この打ち方によってボールはフェースを駆け上って芯に当たり、また最適なバックスピン量で高く綺麗な弾道を描くことができます。

 

ボールの位置は少し右側に

飛距離の出ない方の多くは「ボールの位置を左側に置きがち」です。

ドライバーのような感覚だからでしょうか。

しかし、これは悪循環です。

 

ドライバーはややアッパブローでボールを捉える必要があるため、スイングアークの最下点よりも左側でヒットさせます。

しかしダウンブローが必須なアイアンでは「むしろボールは右側に置くべき」です。

 

まずはいつもよりボール1個分右にセットしてみてください。

そして、いわゆるハンドファーストでロフト角もやや立った状態でアドレスをし、ダウンスイングからインパクトを迎える瞬間は、左手の甲側をボールに向ける意識を持つとかなり良くなります。

 

ダウンブローでボールの芯を捉える練習

打ちっぱなし練習場ですぐに使える練習方法です。

ドライバーでショットするときと同じ高さでティーアップをしてアイアンショットをします。

このときボールを直接捉えるように意識をしてください。

 

 

ボールをダウンブローで正確に捉えることができないと飛距離は出ません。

  • シャローにスイング⇒トップする
  • ボールの右側が最下点⇒ゴムのティに当たる

ので、ミスショットかどうかが判別でき、ダウンブロー習得の良い練習になります。

 

アイアンの飛距離はアドバンテージ

これまで「アイアンショットの飛距離を伸ばすため」に行うことを解説してきましたが、アイアンで一番重要なのは正確性です。

200ヤードのショットも50ヤードのアプローチも同じ1打で、距離が短くなればなるほど正確性の重要度は増していきます。

 

しかしドライバーで飛ぶ人でスコアが悪い人は多いのに、アイアンが飛ぶ方でスコアの悪い方はあまり多くいません。

その理由は明確で「ダウンブローでしっかりとスイングできているから」です。

スイングの基礎ができているからこそ、アプローチなどの細かい精度を要求されるショットも上手ですし、飛距離が出るから飛ばない方に比べて少ない打数でグリーンに近づけることができます。

 

したがって「アイアンで重要なのは正確性だが、飛距離が出ない打ち方だと正確性も下がる」傾向にあります。

ぜひ正しいアイアンの打ち方を習得してスコアアップを目指してみてください。

 

 

ゴルフ初心者100切りナビの歩き方










2018年売れ筋の人気ドライバーはこちら


テーラーメイド GLOIRE F ドライバー

プロゴルフツアーにおいても使用率が非常に高いテーラーメイドのドライバー「グローレ F」

その2017年最新モデルは前作との比較でスイートエリアが20%も拡大し、ミート率が大幅にアップ。

重心アングルを大きくすることによりボールをつかまえやすく、ニュートラルなフェースアングルを実現しています。

さらに注目すべきは、レスキューやアイアンにも採用されているテーラーメイド独自の「スピードポケット」

フェース下部とトゥ・ヒール側の反発性能を向上させています。

また軽比重9-1-1チタンをヘッドボディに採用したことにより、全体で7gの軽量化に成功。非常に振り抜きやすい設計になっています。


高反発ドライバー「HAYABUSA」

数々のメディアで取り上げられている高反発ドライバー「HAYABUSA」

特に若い頃よりヘッドスピードが落ちてきた年配の方を中心に売れています。

飛びの最大の秘密は「ステンレスとチタンの直接溶接」によるヘッド内部の反発エネルギーを最大化させたことによるものです。

さらに極薄フェースにより反発力のロスを抑えることに成功、もちろん薄さだけでなく剛性も同時に兼ね備えています。

ヘッド反発係数は脅威の0.8305(ルール上は0.83以下)。公式の場での使用はNGですが、ご友人など仲間同士でのゴルフに持って行けばその飛びにビックリされることでしょう。


ブリヂストン「TOUR B」ドライバー

ブリヂストンゴルフから2017年に発売された「Tour B」ドライバーのXDシリーズ。

高反発の肉厚フェースにより多少芯を外しても推進力・直進力が落ちることがないので、ミスの許容範囲が広がります。

ブリヂストンの独自技術「パワーミーリングフェース」によりバックスピンを抑制、理想的な飛距離を実現しています。

ヘッド形状は丸型(XD-3)・シャロー(XD-5)・洋ナシ(XD-5)の3タイプが用意されており、それぞれドロー・ストレート・フェードに特化したモデルとなっています。

打球にクセのある方はXD-3・XD-7を、高弾道で直進性の高いドライバーをお探しの方はXD-5がオススメです。

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