飛距離アップ

ゴルフはムチ動作と2重振り子理論で飛距離が大幅にアップ!腕とコックの使い方がこれで解明!

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ゴルファーにとって「飛距離」とは一種のあこがれであり、いつになっても追い求めていきたいものです。

男性なら250ヤード、女性なら200ヤードというのがひとつの区切りでしょうか。

 

飛距離を稼ぐには一般的に「力が強い・背が高い」方が有利といわれていますが、それは「対象となっている人が同様のスイングを行った場合」であって、必ずしも力持ちや長身の方がかっ飛ばすわけでもありません。

現にドラコン世界記録保持者(なんと515ヤード!)の故マイク・オースチン氏は、記録を作った当時の年齢が64歳でした(188cmと長身ではありましたが)。

 

では、飛距離が出せる人とそうではない人にはどういった違いがあるのでしょうか?

それは「ムチ動作と2重振り子の原理」を活かしているからです。

 

今回は「飛ばしの秘訣」を少し理論的に解説をしていきます。

 

ムチ動作とは

 

ムチ動作とは、腕や足などをムチのようにしなやかに振ることでその末端を加速させる運動のことを言います。

野球であれば投球、サッカーであればシュートなどがそれに当たります。

 

腕であれば肩やひじ、そして手首・指など様々な関節があります。

投球動作を行う場合、まず肩から指導し遅れてひじ・手首と曲げられた関節が伸びていきます。

そして最終的にリリースのタイミングで指のスナップが効いてボールが放たれます。

 

ここでのポイントは「時間が経過するごとに中心から末端に向けて関節が追い越していく」ということです。

肩から始動し最初は遅かったスピードが徐々に上がっていき、リリースのタイミングで最高速度を得られるようになっていきます。

 

2重振り子とは

振り子の先にもうひとつの振り子を連結したものを2重振り子と呼びます。

2重振り子をゴルフに当てはめてみると、最初の振り子は肩から手まで、連結先の振り子はクラブと考えることができます。

 

飛距離アップのエネルギーは「タメ」によってつくられる訳ですが、この「タメ」というのが2重振り子の連結部分のこと(いわゆる支点)で、タメを開放するタイミングによってボールへの伝達力が大きく変化していきます。

 

後述しますが、ムチ動作と2重振り子の原理を活用することによって、少ないパワーで効率的にボールにエネルギーを伝達させることができるようになります。

 

効率的なエネルギーの伝達

 

たとえば右手でバチを持って太鼓をたたくとします。

このとき右手を振りかぶり(トップ)、その後肩・ひじ・手首と順に前に出ていき(ダウンスイング)、最終的にバチが太鼓に当たり音が出ます。

このとき、インパクトの直前で腕全体は前に押し出すというよりも「少し引く」形になっていると思います。そしてバチが太鼓に当たる直前、バチを加速させるために右手の小指側に力が入っているハズです。

 

この上記の流れ(特にインパクト直前の動き)がヘッドスピードを加速させる最も重要な要素なのです。

 

これまでのムチ動作・2重振り子の説明を思い返しながら今度は以下のような実験をしてみてください。

まずバスタオルの先端を指でつまみ、左右に振ってみてみます。このとき、「腕全体で大きく振る」「小さく振る」の2通りを試してください。

前者はタオルがあまり動かず、後者のほうが大きく振れることが分かると思います。

 

これが振り子の原理です。

 

ゴルフスイングでは、トップで蓄積したエネルギーをインパクト時にいかに効率的に伝達するかがカギとなります。

このため、多くのゴルファーは「力感を持ってスイングをする」ことに重点を置いてスイングをしてしまいますが、こういったスイングだとムチ動作や2重振り子の原理を上手に利用することができず、クラブでのエネルギー伝達を阻害してしまっています。

 

実のところリストや腕などの筋力は大きなエネルギーを必要とせず、捻転・遠心力と上記原理でボールへの伝達力は圧倒的に高まります。

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ナチュラルアンコックという指標

精密機器メーカーのEPSONが開発したゴルフスイング分析アプリ「M-Tracer For Golf」では2重振り子理論を活用し、いかに効率的にエネルギーを伝達できているかの数値化に成功しています。

それが「ナチュラルアンコック」という指標です。

 

ナチュラルアンコックは「ヘッドスピードに対してのグリップスピードの減速率」のことで、中級者はこの数値を10~20%、上級者は30%以上を目指したいところです。

この数値が意味するのは「いかに効率的にエネルギーをクブヘッドに伝達できているか」というもので、手元(グリップ)のスイングスピードを上げたところで理想的な飛距離は出ないということが分かります。

M-Tracer For Golfの公式ページへ

 

詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

理想のスイングの手が入る「M-Tracer」とは?力を抜くと飛ぶことが数値で分かる!使い方と解析・改善方法

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これを使えば自分のスイングはどこが悪いかすぐに分かります。
また、良く言われている「力いっぱい振ると飛ばない」ということも、M-Tracerを使えば数値で解説してくれます。

 

飛距離を出す方法のまとめ

女子プロゴルファーはすごくリラックスしていてスイングスピードもそんなに速く見えないのに、なぜあんなに飛距離が出るんだろう?

と疑問に感じる方は多いでしょう。

 

しかし、そのスイングの裏にはこれまで解説してきたような秘密が隠されていたんですね。

 

「力を入れて振っても全然飛ばない」とお悩みの方も、これで少しスッキリされたのではないでしょうか。

これからは「力みのないスイング」で飛距離アップを目指してみてください。

 

ゴルフ初心者100切りナビの歩き方










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テーラーメイド GLOIRE F ドライバー

プロゴルフツアーにおいても使用率が非常に高いテーラーメイドのドライバー「グローレ F」

その2017年最新モデルは前作との比較でスイートエリアが20%も拡大し、ミート率が大幅にアップ。

重心アングルを大きくすることによりボールをつかまえやすく、ニュートラルなフェースアングルを実現しています。

さらに注目すべきは、レスキューやアイアンにも採用されているテーラーメイド独自の「スピードポケット」

フェース下部とトゥ・ヒール側の反発性能を向上させています。

また軽比重9-1-1チタンをヘッドボディに採用したことにより、全体で7gの軽量化に成功。非常に振り抜きやすい設計になっています。


高反発ドライバー「HAYABUSA」

数々のメディアで取り上げられている高反発ドライバー「HAYABUSA」

特に若い頃よりヘッドスピードが落ちてきた年配の方を中心に売れています。

飛びの最大の秘密は「ステンレスとチタンの直接溶接」によるヘッド内部の反発エネルギーを最大化させたことによるものです。

さらに極薄フェースにより反発力のロスを抑えることに成功、もちろん薄さだけでなく剛性も同時に兼ね備えています。

ヘッド反発係数は脅威の0.8305(ルール上は0.83以下)。公式の場での使用はNGですが、ご友人など仲間同士でのゴルフに持って行けばその飛びにビックリされることでしょう。


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ブリヂストンゴルフから2017年に発売された「Tour B」ドライバーのXDシリーズ。

高反発の肉厚フェースにより多少芯を外しても推進力・直進力が落ちることがないので、ミスの許容範囲が広がります。

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ヘッド形状は丸型(XD-3)・シャロー(XD-5)・洋ナシ(XD-5)の3タイプが用意されており、それぞれドロー・ストレート・フェードに特化したモデルとなっています。

打球にクセのある方はXD-3・XD-7を、高弾道で直進性の高いドライバーをお探しの方はXD-5がオススメです。

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